松尾山城(長亭軒城)へ行こう!古城探検第16弾・決戦関ヶ原第二回
花粉になやまされる毎日にスギ林にいくこと。
それは雪山に裸でいくようなものです。
よく涙で前が見えない・・・
といいますが、
起きた瞬間に目ヤニで前が見えない・・・
そんな状態です。
さて第二回の決戦関ヶ原松尾山城への登山になります。
今回の登山は登城口から約40分、距離にして1,400mを数えます。
山城にしては珍しく大変歩道幅が広いです。
2人分は優に登れるということは、家族でのハイキングに適している。ということです。
ハイキングとこの山城探索とは
いわば
カレーとライス
いわゆるライスカレーの・ようなものです。
カレーライス=山城探索
ここは試験にでるところでしょう。
登山口を歩くこと約10分でこの分岐まできます。
ここから30分で頂上に行くようです。
さすがは東海自然歩道。
道が素晴らしく整備されており、全くストレスがありません。花粉をのぞいては・・・
どっしりとした杉や檜の大木。
東海自然歩道も良いですが、伐採してほしくもあります。
歩道をずんずん歩きます。
途中、ダイナミックに杉が倒れています。
巨大な土橋のような場所で記念写真を撮りました。
大きくU字にカーブしており、下まで優に30mはあります。
この土橋から少し行くと急な傾斜があり、そこが本丸跡地になります。
最期の傾斜です。
右手に見ています。
ここに竪堀があります。
ここは一の丸跡です。
本を見ながら登っていく最中に、ツアー客と思しき集団を見かけました。
みんな縄張り図を身につけていましたので、リーダーと思しき人に
ここはこの地図のどこにあたりますか?
と聞くと、その方が
ここはこの登山道にあたり、そこを左にいくと大きな竪堀(たてぼり)が見えますよ!
と教えてくれました。
さらに話を聞くと
なんと持っている本の著者の方でした。
なんと
なんと
山城界のクリスチアーノ・ロナウドこと
滋賀県立大教授・中井均先生です。
サンライズ出版 中井均先生著 山城 ベスト50を歩くシリーズ
素晴らしい先生にお会いできて、本当に感無量でした。
みなさんありますでしょうか?
本を持って歩いて、著者にあうことが!
やっぱり
”持ってます”
お金はもってないですが・・・
あまり長いして頂いても申し訳ないので、ここでお別れ。
みなさん本当に楽しそうです。
みんなに
あと少し、がんばれーと声をかけてもらいます。
いつも無人の苔むした山々を無言であるく、そのような苦行、もとい、修行のような
日々を忘れさせる、華やかな一日でございます。
こんな偶然があるんだ!!
と感心しながら
いざ頂上へ。
そこは絶景です。
関ヶ原が一望できます。
THE SEKIGAHARA
ITS、SEKIGAHARA
おもわずニューヨークなまりの英語がでてしまいました。
もちろん行ったことはありませんが・・
でございます。
本丸をぐるっと囲む
土塁が今に残ります。
標高1300mの伊吹山がむこうに見えます。
SEKIGAHARAの決戦図がありますので、よくわかります。
この松尾山からカケ下り、大谷吉継隊を飲み込み、西軍を壊滅させたこの松尾山は歴史を変えた大きなパワースポットなのです。
ます形虎口跡です。
クランクさせてあり、ここで集中防御陣地としたわけです。
明瞭に形状が残っており、感動ものです。
ここからニノ丸に入っていきます。
林の中を進むと左右に曲輪が広がっており、斜面いたるところに削平地があります。
ここが通常の山城でないことは、容易に想像できます。
とにかく、歩きやすく、比高差もそれほどないためハイキングには持って来いです。
眺望も素晴らしく、頂上にはトイレもありますので、ぜひお出かけしてはいかがですか?
それは次回に持越しです。
第12弾古城探検・☆特別編☆山城の用語について再確認してみよう。
第5弾古城探検!日本版マチュピチュ・岩村城へ行こう! 第四回
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