海外から仕事を取り戻せ。の本当の意味について解説するよ。

さてみなさまこんにちは

 

 

学生の子供なんですが、今度チャリで愛知県一宮行くって行ったんで、

距離を聞いたらなんと

片道30km!!

 

 

ということで、私もね、父親として

言いましたよ。

“なんかあったら連絡して、すぐに駆けつけるから。”

 

 

 

言いましたら子供も

“ありがとう!!”

言ったんで、すかさず






“なんかあったら、ちゃんと、救援向かうからな!”

 

 

 

 

 

 

 

 

チャリで❢❢”
(なにしに来くるんだバカッ❢❢)

 

 

 

どうもこんにちは。

まぶちでございますよ。

 

海外から仕事を取り戻せとは?

 

以下、夏休み明けの校長先生の話くらい長くなるので、ご注意ください。

また、内容が内容なだけに、速効消さなければならないかもしれません。

 

しかしとても大事な想いがこもった内容となります。

 

最近、ここのブログで、

 

海外から仕事を取り戻せ。

 

というブログを上げてきていたのですが、

 

 

某国工作員と思われる方から頻繁に

”すべての元凶はアメリカである❢❢”

という謎のコメントが来るようになりました。

 

 

 

 

 

怖すぎなんだけど❢❢❢

 

 

海外から仕事を取り戻せ・・・の真意

ではなぜ、それでも海外から仕事を取り戻せ。と盛んにいっているのか。

 

 

 

 

これははるか昔まで遡る必要があります。

 

 

 

はるか昔、私が小学生のころ、30年以上前ですね。


同級生の多くは”家業”というものがありました。

 

刃物を作る加工をしていたり、プレス加工をしていたりといろんな家業というものがあったと思います。

 

 

たとえば、今ダイソーで販売しているものはほぼすべて国内で作っていました。

 

それが今ではほとんどが中国製にかわっています。

 

その分岐点がまさに我々の幼少期だったと思います。


今では家業という概念そのものがどんどんなくなっていきました。

 

なぜ家業がどんどんなくなっていったのか。

 

大規模小売店舗法

田舎にいくと、個人商店の名残がいまも見て取れます。

 

今はどこへいっても同じようなお店の同じような風景が並んでいます。

これをチェーンストアというのですが、これには背景があります。

それまで大規模な小売店の出店が規制されていましたが、
これをしばる大規模小売店舗法が改正され、どんどん店舗が大型化していきました。


地域小売業の時代から量販店の時代へと変わりつつありました。

これはある意味時代の流れなのでそれはそれでいいのですが、

 

問題は大規模店の力が強まり安売り圧力が過度に高まったことです。

 

これによってより安さを求めるようになり、

安価な海外製品、特に中国製品が大量に市場にあふれるようになりました。

 

この転換点において、日本国内の製造業はどんどんと数をなくしていきました。

 

同じ土俵での戦い

 

まるでオセロゲームのように日用品の分野から

メイド・イン・ジャパンがなくなり、

メイド・イン・チャイナに変わりつづけました。

 

これが1990年代。

ちょうど、バブル崩壊と失われた30年と言われた時代です。

 

その真っ只中を生きてきたのが我々団塊ジュニア世代です。

 

ものづくりの拠点が中国へとシフトしていったのです。

 

もしその競争が適正なものであればなにも問題はありません。

 

しかし、中国は中国共産党一党独裁です。

 

自由競争であったというよりは、支援されるべき発展途上国という立場を利用し

通貨を半固定し、通貨安状態にもっていくことで輸出品を激安にすることを実現しました。

 

 

企業間では、故意の安売りはダンピングとして禁止されてます。


 

なぜ国家ではそれが許されるのでしょうか。

 

 

西側先進諸国とすれば、中国は経済が成長すれば民主化するだろう。

そうすれば、膨大な人口を抱える中国を貿易相手としてWINWINの商売ができるだろう。

というのが本音だったのだと思います。

 

 

どんどんと製造会社はその技術とともに流出していきました。

やがて日用品からはじまった基礎産業の醸成は中国を世界の工場として成り立たせることになりました。

 

 

たとえば今、まさにEV電気自動車では

BYDやCATLといった企業が電池産業において力を蓄え、

他の国の自動車産業を駆逐せんとしています。

 

もともと彼らがこれだけ世界において自動車製造ができるようになったのは、

海外企業は単独では現地工場が立ち上げできない。という仕組みがあったからです。
(海外自動車企業はかならず現地企業と折半でしか会社を立ち上げられない。テスラは例外)

 

さらに自国の電池産業やEVに対し莫大な補助金をつけています。

※詳しくは中国製造2025にて

まさかとは思いますが、

日本では中国の太陽光発電機器に莫大な補助金はつけてはいないと思いますが・・・

 

膨大な人口をかかえる中国はそのマンパワーでもって世界中の工場と産業を駆逐し、そして今にいたります。

 

 

西側諸国が夢想した

中国が産業発展すれば、民主化し貿易を通じてウィンウィンの関係となる。

はたしてそれは実現できたのでしょうか。


 

我々はたくさんの安いものに囲まれるようになりましたが、

 

果たしてそれでまえより幸せになったのでしょうか。

 

 

覇権主義



習近平は2期10年の任期を撤廃し、チャイナセブンといわれる中国共産党のトップをほぼ側近だけで固めました。

 

この段階においてはもうすでに習近平政権のブレーキはなくなったと捉えるべきです。

 

 

中国の派閥はいくつもあるのですが、共青団派(超絶エリートのすさまじく頭のよい人達の派閥)

と、習近平のような二世派閥があり、習近平は、超絶エリート派閥である共青団派、(通称:団派)を完全に駆逐しました。

(ライバル李克強を追い落とし、優秀な後継者候補、胡春華を失脚させ、そしてあろうことか引き上げてくれた大先輩、胡錦濤を強制退場させた事件は寒気を覚えました・・・※胡錦濤事件で検索ください。)

 

そしてチベット、ウイグル、香港そして台湾、そして我が国沖縄へと際限なくその覇権主義をひろげつつあります。

 

中国という国

 

誤解がないように申しあげますが、私はいままでおあいした中国の方々と中国は大好きです。

 

高校の国語では、英語はいつも落第点でしたが、漢文が最も大好きでした。

センター試験では、ほかはダメダメでも、漢文だけが満点でした。

大学では中国語を専攻しています。

 

ヘタクソですが、自作の漢詩もつくったりしています。

 

自宅には、中国古典の本がいくつもあります。

個人的につきあう中国の人は皆、本当に親切で良いひとばかりでした。

 

一党独裁政権と独裁者、覇権主義が嫌いなだけであって、

中国古典がこのブログにもしょっちゅう登場しています。

 

日本が敗戦後、中国の蒋介石は

怨みに報ゆるに徳を以てす。

(恨みにむくいるのに、深い思いやりと慈悲の心をもって当たる。)

大いなる徳をもって、敗戦国に当たってくれました。

 

古来からこの中国というのは我々日本のよき先輩だったと思います。

 

孔子も孟子も、老子も古来から日本人は、必死になって勉強をし、

中国を尊敬し、ベンチマークしてきました。

 

大いなる底深い徳性こそが、中国をしてアジアの中心たらしめていました。

 

 

今、彼の国に”徳”はあるのでしょうか。

 

関心の輪と影響の輪

ここからは個人の話になりますが、

 

関心の輪というのは、自分が影響を及ぼすことができない部分です。

 

たとえば芸能人の不倫であったり、政治家の不祥事です。

 

これらは私が怒り狂ったところで、なんの影響もない。というゾーンです。

 

最強の自己啓発本である7つの習慣では、これら関心の輪に注力するな。

と提言しています。

 

外が寒いからといって、窓をフルオープンにして必死にストーブたくようなものだからです。

意味がないのです。

 

一方、影響の輪というのは、自分が影響を及ぼすことができる部分です。

これはたとえば周りの人間関係であったり、会社の影響力であったり。

ここにこそ注力せよ。

というのが七つの習慣です。

 

この影響の輪に力を集中することが最も重要であるという理論です。

 

であるなら、私たちはウイグル問題や、チベットで虐げられている人々にできることは何一つありません。

 

あくまで自分ができる影響の範囲でできることをやるのみです。

 

であるなら、できることというのは何でしょうか。

 

私は経営者だからこそ、できることの範囲に全集中しなければならないと考えているのです。

 

このブログ内容は

こんなことを言ってもまた、工作員からコメントや嫌がらせが毎日のように入るだけで、何らメリットはありません。

 

 

しかし吉田松陰先生はこう言っています。

 

かくすれば、かくなるものと知りながら、止むに止まれぬ大和魂。

(こうすれば、こうなるものとはわかりきっていた。わかってはいたが、

それを突き動かしたのは、国を想う心なのだ。)

 

実現したい未来

先のマスクがたりなくなって大騒ぎした事例は記憶に新しいと思います。

国内でも、たらなくなって大騒ぎしました。

 

もし仮に、習近平が必ずやると言っている、台湾統一が起こることになれば、

中国からの貿易がストップする可能性があります。

 

そんなときに、10円安いとか、20円安いとかはきっと意味をなさないのだと私は思います。

 

そもそも数十円の半導体を安いからという理由で調達してきたのが

昨今数百万円の車が売れなくなった原因ではないでしょうか。

 

だからこそ我々は日本で使う分くらいは、

いまこそ日本に受注を取り込まなければならない。

 

日本で作る分くらいは国内の工場で作れるようにしなければならない。

そう思います。

 

これが私達の”影響の輪”の仕事なのです。

 

国内回帰が生み出す未来とは?

 

海外で生産している仕事を国内に回帰させることでなにがおこるでしょうか。

 

雇用を増やし、仕事を増やし、

そして地域にたくさんお金を使うことができるのです。

 

それができたらどうなるでしょうか。

 

 

取引先さんは仕事が増え、

メーカーは生産量が増え、

商社は売上が増え、

銀行は取引預金が増え、

雇用が増え、

 

さらにその先の取引き先さんへの仕入れが増えます。

 

 

そんな未来は素晴らしくないでしょうか。

 

 

 

ミクロな観点で言えば、

 

仕事帰りのお父さんは安いストロング缶ではなく、

 

家族のみんなとお寿司を食べに行けるでしょう。

 

このように経済というのはどんどんと連鎖していくはずです。

 

 

 

もう一度いいますが、

そんな未来は素晴らしくないでしょうか。

 

 

 

私達は田舎の中小企業です。



しかし


たとえ、その影響力は小さくとも、

その動きを自分たちができる範囲で広めていく。

 

それが私達のになります。

 

これが

 

海外から仕事を取り戻そう。

 

その本当の意味になるのです。

 

 

 

 

 

 

     城下散葉

流水落葉何所志

要徳万学報邦家

為果名遂功成後

共作一柳城下花

流水や落葉はなにをこころざすのか。

高い人格と幅広い知見で全体の利益のため貢献しよう。

結果、名を遂げ、功績をなした後、

共に一柳城下の花となろう。

 

 

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