ケイカル板の薄物ってあるの?2.5mm、3mm、4mm超薄ケイ酸カルシウム板について解説してみた。

さてみなさまこんにちは

 

まぶちでございますよ。

ケイ酸カルシウム板薄物

ケイカル板の規格は

通常5mmから6mm、8mm、9mm、10mm、12mmなどです。

しかし裏メニューで4mmなど薄物があることをご存知でしょうか?

 

余り知られておりませんが、それもそのはず、

この商品は、一般流通品と異なり、

ケイカルの薄物をワイドベルトサンダーという機械で削り出して創るのです。

なので、薄い方が割高になります。


というか、技術的にはめちゃくちゃ難しい部類に入ります。

ワイドベルトサンダー

ワイドベルトサンダーは、巨大な機械です。

ロール状に巻かれた多分みなさんが見たこともないほどデッカイサンドペーパーを

強力なシリンダーで、板におしつけ、ゴリゴリと削っていく機械なんです。

 

その他最新鋭の設備で加工しております。

 

この機械なんですが、普通のサンダーとことなり、1300mm幅まで加工が可能で、

ものすごい電気をくいます。

 
別名エレキイーター

 

電気の大食い野郎。

 

あるいは、

エレ曽根

と言われております。
(言われるか❢❢)

 


この機械、凄まじい消費電力量で、

理論値で40kw程度を消費します。

1000Wの電子レンジ40台分です。

 

 

 

 

ですのでこの機械が動くときは、

工場一角を全停電状態にして動かす


という機械なんです。


(エヴァンゲリオンか❢❢)




 

で、ゴリゴリ削りだしてケイカルの薄物を作っていく機械です。

 

日本でもケイカルの薄物をつくっている会社はうちだけだと思います。

 

なんで分かるのかっていいますと、

 

 

 

それは・・・・


 

 

 

 

需要が少ないから・・・



需要が圧倒的に少ないんです。

 

 

 

需要が少なく、

固定費がかかり、

電気をめちゃめちゃ使う。

 

というわけでとうとう、

作るところがなくなってしまいました。



需要が

極端にすくない溶剤系のシーラー処理やら、

小ロットの貼合やら、

薄物研磨やら

全く利益を生み出さないタイプの加工を行っているのも

 

ひとえに

 

笑顔をつくる工場にしよう。

 

お客さんが喜んでくれるためであり、なくなったらお客さんが困って悲しんでしまうからです。

 

 

多分ほかの大企業であれば


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



社長”小林サンあんた、ナニコレ。

 

小林”あっ新社長おはようございます。なにか?”

社長:うーん、

儲かってないね!!

プリンターの本体くらい儲かってないジャン。

YOU、こんな加工、辞めちゃいけナイの?


大西”ええ、しかしお客さんがそれでは困ってしまいますので。”



社長”こまったって関係ないジャーン。

そんなん今すぐやめちゃいなヨ♬YOU、ヤメチャイナYO❢❢”



社員”しかしウチが辞めたら他にやるとこないですから、お客さんもコストアップしちゃいますし・・・”


社長”

バカイッテンじゃないYO❢❢

ないのヨ❢❢

会社、なんのためにあるか分かってんの!!”



社員”えっお客さんと従業員のためじゃ???”




社長

 

”アンタ馬鹿なの?北の将軍様ナノ?
 

 

 


 
 
株主にきまってんでしょーーがよ!!

 

KABUNUSIわかる??


株価とワインは高い方がいい。

なんて言うデショ。

 
 
よし決めた。早速来月からヤメチャオ。

 

 

社員:いやちょっとまってください、社長、それでは準備が・・・・

 

 

社長:うんちょうどいいワ。

 

来月が良い。

 

来月アチキの誕生日だし。

 

よし取引先全社にかる~くFAX流しといて。ちょちょーーーっと終わらしといて。じゃまた。

 

 

アチキこれからエステいかないといけないから。

 

 

メンズエステ♬”

(そんなやつおるか!!)

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

まぁ実際はここまでドライではないんですが、企業によってはこういうドライな対応が結構あるのでございます。

 

 

我々は儲かる儲からないとか

 

それは二の次であるので、

たとえ1ヶ月に5回しか動かなくても

お客さんの声に答えましてたまーに稼働する機械になります。

 

どこまでも薄く

ちなみに、5mmのケイカルから、

 

削り出しで最小2.5mmまでの加工が可能です。

 

おそらく理論値では2.0mm~1.5mmくらいまで作れるとは思いますが、

 

お菓子のぱりんこくらい簡単に割れてしまう問題があります。

ウエッジウッドの食器くらいすぐ割れるんです。

 

また、先程も申しましたように

 

難しいうえに需要量がありませんので、だいたいこのくらいにて対応しております。

 

 

 

 

なお、ベランダ間仕切りの隔て板用途としては使用できません。板としては割れやすいので注意が必要です。

また不燃認定は5mm以上となります。

3mm、4mmの隔て板であればより強度があるフレキシブルボードをご利用ください。

 

ケイカル板薄物

なお、一般小売価格は

※ブログ執筆時

2.5mm 3×6尺 2,880円

3.0mm 3×6尺 2,050円

4.0mm 3×6尺 1,850円

となっております。割れやすいので4枚以上での販売となります。

 


※どうしても必要という方は必要に応じてベニヤで囲うなど梱包を工夫して送れなくもないと思いますので、

営業にごねてください。

なんとかしてくれる可能性があります。

 

 

なお、価格表はあくまで目安です。少量単価ですので、量産となるとコスト的にぐっとお値打ちに仕上げる事も可能です。

もし興味がありましたらぜひぜひ工場見学にお越しください。

 

大歓迎ですよ!!

 

販売はこちら

ではまた❢❢

 

 

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ケイカル板の薄物ってあるの?2.5mm、3mm、4mm超薄ケイ酸カルシウム板について解説してみた。”へ3件のコメント

  1. 矢嶋久生 より:

    初めまして
    工務店営んでおります。
    改修工事で軒天井を部分的に張り替えるにあたり既存の軒天材が
    フレキシブルボードでt3㎜の為 3㎜のケイカル板を探してました

  2. 矢嶋久生 より:

    初めまして
    工務店営んでおります。
    改修工事で軒天井を部分的に張り替えるにあたり既存の軒天材が
    フレキシブルボードでt3㎜の為 3㎜のケイカル板を探してました
    910×1820 の大きさで4枚あればいいのですが

    1. rpxfn670 より:

      お問い合わせ頂き、ありがとうございました。

      3mmのフレキシブルボードは定番でありますので、そちらをおすすめいたします。
      3mmのケイ酸カルシウム板は相当割れやすいので、ビスをダイレクトにうつと簡単に割れてしまいます。
      台風等での耐久性も劣るものとなります。
      どちらかというと、かなり限定的な用途で使用されるものになります。
      ※外的応力がかからないケース等

      フレキシブルボードであれば比重が1.6とケイ酸カルシウム板0.8の倍あり、割れにくい特徴があります。

      コストもそれほど変わりませんので、フレキシブルボードの3mmをご利用いただくのを推奨いたします。

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