FRPのトップコート塗り方法について
さてみなさまこんにちは
トップコート塗りの工程を解説します。
ポイントはいくつか語っているのですが、
①塗布量
狙いの膜厚が0.3mmになります。
膜厚を測ることができませんので重量で管理します。
塗布量は0.4kg/㎡になります。
わかりにくいので、解説しますと10㎡で4kgとなります。
1㎡で400gになります。
立ち上げ面(垂直面)もありますので、ここもふくめた面積となります。
②研磨
FRP樹脂がノンパラもしくは弱インパラという仕様であればそのまま塗布できます。
一般の樹脂(インパラ)タイプですと100番手以上の粗手の番手でよく研磨をしてください。
推奨は30番手です。
https://www.frpsozai.com/shop/shopdetail.html?brandcode=000000001453&search=%A5%B5%A5%F3%A5%C9%A5%DA%A1%BC%A5%D1%A1%BC&sort=
③硬化材量
硬化剤の量は1%が基準ですが、冬場は2-3%にて調整してください。
カクハン時間は約1分を目安としましょう。※夏場は手早くカクハンしてください。
厳冬期などは、硬化速度をあげるため、速硬化系硬化剤等のチョイスも可能です。
○速硬化で検索すると出てきます。
https://www.frpsozai.com/shop/shopdetail.html?brandcode=000000000127&search=%B9%C5%B2%BD%BA%DE&sort=
FRP樹脂は、ジメチルアニリンという添加材を入れる事で急速硬化できますが、黄変する傾向があるので、トップコートでは避けたほうが無難です。
硬化材量、種類で調整する必要があります。
動画ですとよりイメージしやすいと思いますので、ぜひ活用してみてください。
ではまた!!
トップコートにアイボリー色はありますか…?
木材にFRP用のトップコートを塗ることは可能でしょうか?
また母材が木材のように柔らかいとトップコート硬化後に剥離が生じてしまうのでしょうか?
コメントありがとうございます。
弊社お取り扱い商品のトップコートにアイボリー色はございません。
お力になれず大変申し訳ありません。
トップコートを一回塗って8年経過したところ、かなりの範囲で剥がれがでていて、業者に合見積したのですが、業者によってバラバラの意見。この広さの剥がれだとトップコートを塗っても剥がれるからFRP防水、または、ウレタン防水をしましょうとか、防水層はまだなんとか大丈夫だから、トップコートだけで、延命できるとか、いろいろで迷ってます。業者によって考えがこんなに違うものですか?また、トップコートの施行で研磨は必要なものですか?業者に聞いたらやらないと言われました。
相当時間がかかってしまいました。
申し訳ありませんでした。
まず結論、どの提案も正しい可能性があります。
ただ、
①剥がれた上からトップコートを塗っても、下からまたハガレがきます。
これは間違いがありません。
たとえば、テーブルの上に粉をまぶし、その上にセロテープを貼ります。
当然くっつきませんが、そのセロテープの上に塗装しても、テーブルには密着しませんよね。
この状況が起こります。
そのため、まずは、くっつかないセロテープを除去することが必要です。
除去には、塗膜剥離材を使うか、一番カンタンなのは、研磨作業をして撤去する方法です。
トップコートがやっかいなのは、その物性があまりにも高いので、塗膜剥離材では効果がないのです。そのため、物理的に塗膜を飛ばしてあげる研磨が一番確実です。
密着箇所があり取り切れない場合もあるので、全撤去は難しいかもしれませんが、脆弱な箇所を飛ばすのが必須です。
みたところ、防水層は大丈夫ということで、
研磨をかけて、脆弱層を全撤去し、その上からトップコートというのが一番安心な方法です。
安易にホームセンターの水系塗膜防水材をかけると、5年後の塗替えで塗料中の溶剤でフクレがでるので、注意が必要です。
よろしくお願い致します。
トップコートをガン吹きして二週間が経ちます!ペーパー掛けも出来るほど硬貨してるんですが、寄りかかったりすると服の生地のメッシュ模様の跡がつきます。
中が完全硬貨してない様な感じです。
もう一度ガン吹きしますが、硬化剤の量を増やせばいいのでしょうか?
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
FRP素材屋さんです。
硬化剤が足りてない可能性が一番大きいです。
詳細がわかりましたら、より的確に回答ができると思います。
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
硬化剤が足りてなかったようです…アセトンで洗いサイド挑戦して3日後!しっかり乾いてます!
もう一度吹く場合ミッチャクロンで足付けするのはやめたほうが良いでしょうか?
再度塗布する理由はどういった理由でしょうか?
同じ素材なので、研磨していただくのが一番的確でかつお値打ちだと思われます。
状況が詳しくわからないのであくまで限定情報での一般回答とご理解ください。
よろしくお願い致します。
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。