スタイロフォームと発泡スチロールの違いについて

Q:スタイロフォームと発泡スチロール板ではどう違いますか?
A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さんです。
FRP作業の原型などに使用されるスタイロフォームですが、発泡スチロールとは根本的に異なります。
◎製品の違い
違いとしましては、スタイロフォームが樹脂を発泡させている1枚ものの製品に対して発泡スチロールは細かい粒子を集めて作ってあります。
◎色の違い
スタイロフォームはスチロール板と差別化を測るため、カラーがついています。
スチロール板が白色
スタイロフォームが水色
カネライトフォームがクリーム色
ミラフォームが薄緑色
です。
◎硬さ、倍率の違い
スタイロフォームなどは大きくわけて3種類グレードがあり、それぞれ硬さがことなります。
ちなみに倍率ですが、
普通のスチロール材と比較されたいということですが、
一般的なつぶつぶの鮮魚箱みたいなものは通常60倍くらいです。
これの重量は立米あたり約17kg
スタイロフォームの1種は(通常出回っているスタイロ、カネライトのグレード)
倍率にして38倍程度
重量は立米あたり約26kg
スタイロフォームの2種は
倍率にして34倍程度
重量は立米あたり約29kg
スタイロフォームの2種は
倍率にして31倍程度
重量は立米あたり約32kg
といったところでしょうか。
重量比に直すと
スタイロ1種が1.52倍
スタイロ2種が1.71倍
スタイロ3種が1.88倍
にそれぞれなります。
それだけ密度が高く、強度があるということになります。
◎断熱性能の違い
断熱性は一般的なスチロール板よりもスタイロフォームの方が断熱性が高くなります。
よろしくお願い致します。
FRP素材屋さん
発泡スチロール板

  

ウェーブ刃
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スタイロフォームと発泡スチロールの違いについて”へ7件のコメント

  1. 阿部和美 より:

    ミラファームのサンプル希望

  2. 阿部和美 より:

    ミラファーム 厚み3cm 見たいです。

  3. 長田徹 より:

    スチロール用樹脂の粘度が高いためIPAで希釈したいのですが、
    添加量は樹脂1Kgに対して何%ほど投入すればいいでしょうか?

    1. rpxfn670 より:

      遅く成り大変申し訳ありませんでした。

      通常数%で粘性は顕著に落ちてきます。
      あまり薄めすぎると、厚みがつかず、上の塗料が貫通してスチロールを溶かしてしまうケースもあります。
      そのため、最初は数%づつつけていくことが推奨されます。

      お問い合わせ頂き、ありがとうございました。

    2. rpxfn670 より:

      FRP素材屋さんです。
      特に%の指定はありません。数%でも粘性は顕著にさがっていきます。
      もともとFRP素材屋さんスチロール樹脂は粘性をかなりたかめて作ってあります。

      理由としては、樹脂膜厚が薄くなると、そこから塗漏れが発生しやすくなり、結果として下地を溶かしてしまうことがあるからです。

      その意味においては、薄めすぎるとスチロール用樹脂本来の目的を失うことになりますので、注意ください。

      よろしくお願い致します。

  4. スクウェア より:

    スタイロフォームかカネライトに直接
    FRP樹脂を塗りたいです
    チャンネル文字の厚みを、スタイロか
    カネライトにして、小口回りを樹脂で
    固めたいのですが、下地処理はどのように
    すればいいでしょうか?
    宜しくお願いします

    1. rpxfn670 より:

      ずいぶん時間がたってしまい、申し訳ありませんでした。
      直接塗るのであれば、FRP素材屋さんスチロール用樹脂があります。

      こちらは、内部の溶剤をスチレンモノマーではなく、アルコール系溶剤にしてありますので、溶けることがありません。

      下地に塗ってから、FRPを施工するパターンが一般的です。
      みみなしほういちのように、塗り忘れがあると溶けますので、注意が必要です。

      お問い合わせ頂き、ありがとうございました。

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