「初心者でも安心!プライマーとシーラーの基本的な5つの役割と使い方」
Q:合板下地とコンクリート下地にプライマーは必要でしょうか?
FRP下地や金属下地にはシーラーは必要ありませんか?
A:プライマー、シーラーについて解説いたします。
シーラー
今回はポリウレタンシーラー(フレンズプレイマー)は基本的に合板下地とコンクリート、セメント下地が適合となります。
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これらの場合、シーラーが必要となります。
合板orモルタル・コンクリート≒シーラーが必要。
一方研磨で済む場合があり、これはFRP下地となります。
金属の場合はポリウレタンシーラーでもME品番(メタルのME)になります。
A・合板orコンクリート ポリウレタンシーラー
B・FRP・トップコートなど 研磨オンリーでOK
C・金属 金属プライマー
という形になります。
トップコート(FRP)の前は、研磨オンリーです。
もし例外的に研磨をなくしたい場合は、リメイクプライマーという研磨不要プライマーがあります。
D・研磨不要 リメイクプライマー
ただし、研磨のほうが密着性は高いです。
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シーラーの役割は5つあります。
①下地強化
脆弱な下地に浸透し強化させます。
脆い下地に協力な接着剤をつけてくっつけても下地ごとこわれてしまいますよね。
シーラーの中には、素材内部に浸透して、ガッチリ固めてくれるタイプがあります。
表層に岩盤層を形成します。
②下地からの水分を抑える。
合板やコンクリートのように水分を含む素材だと、下地の水分が硬化阻害をおこしたり悪さをします。
濡れた布に、ガムテープはつきませんよね。
そのためそれをブロックする効果があります。
湿気反応硬化型ウレタンシーラーは、湿気と反応硬化して強固な岩盤層を形成します。
下地からの水分をブロックする層をつくることで、接着を助けてくれます。
③粉どめ
表層に粉がある素材は接着に対し悪影響をあたえます。
たとえばテーブルに小麦粉をまぶしてセロテープでくっつけようとしても、粉がつくだけになります。
このように粉がある状態は接着によくないので、どうするか。
この場合、粉ごとかためてしまいます。
※セメント系やケイ酸カルシウム板などのボード
④平滑性
表層がガタついている素材に対し、ある程度平滑を出すことができます。
造膜系プライマーが該当し、表層の細かい凹凸を消し込んでくれます。
⑤コンシーラー
今回の用途は色に特化しています。
素材の表層にあるシミなどをめだちにくくします。
これは酸化チタンやカーボンの配合などのシーラーです。
このような隠蔽性能にすぐれた素材によって下地を隠蔽します。
最終工程が塗装などの場合に使用されるシーラーです。
以上がシーラーの役割ですが、
表層が硬く、水分が上がってこない、平滑な、シミがない、コナが浮いてないFRPトップコートに関しては、
シーラーの必要性がない。ということになります。
ですので、しっかり研磨していただいてFRPをかければシーラーが必要ないということになります。
無処理のシーラーよりも遥かに高い密着性を有します。
注意点としては、研磨番手が重要になります。
トップコートの場合、岩盤層が強固なので、ここに対し凹凸を形成して上げる必要があります。
そのため#30などのかなり荒手のサンドペーパーでゴリゴリ研磨していただくのを推奨しております。
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