「今すぐやってみたい！FRP防水工事の2PLY（2層）、3PLY（3層）工法で防水作業を始めよう」

FRP防水工事には、2層のFRP工法と3層のFRP工法の2つの方法があります。

2層のFRP工法：

下地の調整：FRPシートを設置する前に、下地をきれいに清掃して、平らに整えます。また、下地が滑らかでない場合は、研磨を行います。
FRPシートのカット：ガラスマットを下地に合わせてカットします。ガラスマットは、下地よりもラップ部分を大きめにとり、2層分カットしておきます。㎡が大きい場合は、現場合わせでも可
プライマーの塗布：FRPシートを設置する前に、下地にプライマーを塗布します。プライマーは、FRPシートを下地に密着させるための接着剤です。㎡あたり0.2kg/㎡にて塗布します。塗布量を上げ過ぎると硬化しないので注意してください。
FRPシートの設置：FRPシートを下地に設置します。FRPシートは、プライマーが乾いている間に設置する必要があります。シートを下地に押し付け、空気を取り除きます。
2層目のFRPシートの設置：2層目のFRPシートを、1層目のFRPシートと同様に設置します。このとき、1層目のシートと2層目のシートを重ね合わせる場合は、シート同士が接着されるようにします。
樹脂に硬化剤を1％入れよくカクハンします。
樹脂を塗布し、脱泡していきます。
樹脂+トップコートで中塗り剤をつくり硬化剤を1％いれます。
硬化後、中塗り層を＃30の研磨ペーパーで研磨し、よく清掃します。
トップコートに骨材を入れ、トップコートを塗布します。

3層のFRP工法：

3枚を一度に施工する場合もあれば、2回に分ける場合もあります。下記は2回に分ける場合にて説明いたします。

下地の調整：FRPシートを設置する前に、下地をきれいに清掃して、平らに整えます。また、下地が滑らかでない場合は、研磨を行います。
FRPシートのカット：ガラスマットを下地に合わせてカットします。ガラスマットは、下地よりもラップ部分を大きめにとり、3層分カットしておきます。㎡が大きい場合は、現場合わせでも可
プライマーの塗布：FRPシートを設置する前に、下地にプライマーを塗布します。プライマーは、FRPシートを下地に密着させるための接着剤です。㎡あたり0.2kg/㎡にて塗布します。塗布量を上げ過ぎると硬化しないので注意してください。
FRPシートの設置：FRPシートを下地に設置します。FRPシートは、プライマーが乾いている間に設置する必要があります。シートを下地に押し付け、空気を取り除きます。
2層目のFRPシートの設置：2層目のFRPシートを、1層目のFRPシートと同様に設置します。このとき、1層目のシートと2層目のシートを重ね合わせる場合は、シート同士が重なるようにします。ラップ幅は通常50mm以上とします。
樹脂に硬化剤を1％入れよくカクハンします。
樹脂を塗布し、脱泡していきます。
硬化したら軽く研磨し、バリを取り除きます。
3層目のFRPシートの設置：3層目のFRPシートを、1,2層目のFRPシートと同様に設置します。このとき、1層目のシートと2層目のシートを重ね合わせる場合は、シート同士が重なるようにします。
樹脂+トップコートで中塗り剤をつくり硬化剤を1％いれます。
硬化後、中塗り層を＃30の研磨ペーパーで研磨し、よく清掃します。
トップコートに骨材を入れ、トップコートを塗布します。