その4・フレンズリバーテーブル樹脂をつかったリバーテーブルの作り方説明書
Q:リバーテーブル用エポキシ樹脂を検討しておりますが、
ポリエステル樹脂のものと、エポキシのものどちらが適しておりますでしょうか?
A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。
※よくリバーテーブルの質問で、フレンズリバーテーブル樹脂以外の質問が来ます。
結論から申し上げますと一切わかりません。購入店にて聞いてください。
参考になるかとは思いますが、物性等が全くことなりますので、参考にしていただくのは構いませんが、責任はとれないことをまず前提としてください。
よろしくお願い致します。
フレンズクリアリバーテーブルレジン(エポキシ)が適しております。
説明に関しては該当ブログにて公表していきます。
9.樹脂注入
まずは小ロットで注入用樹脂を作成します。
大きな箇所でなければ透明のままで大丈夫です。
※大きな箇所は同じようなカラーで充填することも可能です。この場合周りと内壁を少し塗っておく必要があります。
(前回7番の)バリアがきちんと機能しているかどうかを測定するには、水を入れて漏水試験をする必要があります。
次工程にうつるためにはきちんと乾燥させる必要があります。
樹脂を小ロットで製作する方法は
まず紙コップなどを用意し、A液とB液を正しく混合します。
混合率は、重量比で3:1です。
必ずキッチンスケールなどを使用してください。
体積ではなく重量です。
両液が同じ比重であれば体積でも良いのですが、それぞれの比重が異なる場合体積が変わります。
鉄1KG分と水1KGでは、全く体積が変わってきます。
比重がことなるために、重量比で計算する。
と覚えておいてください。
エポキシ樹脂における重量比率の誤差はすなわち硬化不良につながります。
※二重充填法を使う。
かならず二重充填法をつかってください。
一つのコップで混ぜ、2つ目のコップに移し替えてさらに混ぜます。
カドに残った未硬化分をなくす方法です。
カクハン時間は2分から3分です。
10.流し込み
流し込みを行います。
欠損や、節穴に対して樹脂を流し込みます。
節穴の周りに必ずひろげるようにしてください。
後で研磨してならすことを目的としています。
硬化前に樹脂が凹むことがありますが、その場合は追加するようにしてください。
木材には導管とよばれる凹凸があります。
例えて言うなら、キッチンのスポンジのような形状をしています。
樹脂がここに流れていくので凹になってしまうのです。
これは正常な反応ですので、全くもんだいはありません。
11.充填部サンディング
ここからエアーアクションサンダーもしくはオービタルサンダー、なければひらたいブロックにつけた手サンダーできっちりと研磨しましょう。
番手は100番-60番あたりです。
60番で研磨すると筋がついてしまうので、木目に沿って研磨するとベターです。
その5に続く