その7・フレンズリバーテーブル樹脂をつかったリバーテーブルの作り方説明書
Q:リバーテーブル用エポキシ樹脂を検討しておりますが、
ポリエステル樹脂のものと、エポキシのものどちらが適しておりますでしょうか?
A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。
※よくリバーテーブルの質問で、フレンズリバーテーブル樹脂以外の質問が来ます。
結論から申し上げますと一切わかりません。購入店にて聞いてください。
参考になるかとは思いますが、物性等が全くことなりますので、参考にしていただくのは構いませんが、責任はとれないことをまず前提としてください。
よろしくお願い致します。
フレンズクリアリバーテーブルレジン(エポキシ)が適しております。
説明に関しては該当ブログにて公表していきます。
20.樹脂の計量
樹脂を計量していきます。
これは事前にバリア完了後の水流し込み量+αで考えてください。
木材をよく乾燥させます。
場合によって風を当てたほうがいい場合もあります。
21.樹脂の流し込み(ベース1素地レイヤー)
樹脂の流し込みは一度に行うわけではありません。
通常2回から3回に分けて行います。
50mmの天板の場合、
ベース1:素地に対し気泡上がりを防ぐ目的
ベース2:最大25mm程度までの充填
ベース3:最大25mm程度までの充填
になります。
ベース1の目的
木材の表面には無数の導管とよばれる気泡穴があります。
ここに対してダイレクトに充填した場合、気泡が上がってきてせっかくのレジン内部に空洞ができてしまうことがあります。
これを防ぐために、最初にコーティングしておくことが必要になります。
コーティングは目地バケのようなハケで行うことが多いです。
安い刷毛でも良いですが、毛抜けだけは注意しましょうね。
樹脂が半硬化状態で、次工程に移ります。
半硬化状態の目安は12時間から24時間
目安は表層が固くなり始め、ベタツキが多少残っている状態です。
ポリエステル樹脂のノンパラ状態といえばわかりやすいと思います。
この状態で次工程にすすむと化学的結合反応により密着性がたかまります。
一体化するためにかならずこの工程を意識するようにしてください。
もし完全硬化してしまったときは、
荒手のペーパーでサンディングし、次工程に進んでください。
ペーパーでサンディングすると白くにごりますが、気にせず次工程に進んでください。