2020年6月20日 / 最終更新日 : 2024年9月18日 rpxfn670 透明クリア樹脂 リバーテーブルはポリエステル樹脂ではだめなの? Q:リバーテーブルといえばエポキシ樹脂が主流のようですがポリエステル樹脂ではダメなのでしょうか? A:お問い合わせ頂き、ありがとうございました。 FRP素材屋さん馬渕です。 ポリエステル樹脂でもできなくはない。という回答になります。 ポリエステル樹脂とエポキシの違いを認識する必要があります。 ●収縮 透明クリアポリエステル樹脂は低収縮とはいえ線収縮率が2%程度あり 厚づけをすると、その収縮がすべて表面に出てきてしまいます。 どういう状態になるかと申しますと、波のような形で収縮がでてきます。 凹凸が大きければ研磨工程が大変になります。 ●パラフィン 透明クリア樹脂は透明度を極限まで高めるために、機能性を付与するフィラーや材料をいれておりません。 そのためタレやすかったり、パラフィンという通常表面をカリッとさせる素材がありません。そのため研磨時に表層にべとつく成分がのこりますので研磨ペーパーの目詰まりを誘発させることがあります。 ●耐紫外線 紫外線の黄変に関してはどちらも0とは言えません。 多少は黄変するのですが、FRリバーテーブルレジンは耐紫外線の樹脂になります。 ●施工時の発熱 ポリエステル樹脂は施工時間が短縮できるという大きなメリットがありますが、 これは硬化熱が一気にでるという問題もはらんでいます。 厚づけをした場合においては、この発熱が問題で一気に収縮しクラックがはいります。 通常1cm程度を推奨しているのですが、フレンズクリアリバーテーブルの場合、20-25mm程度は一気に流していただけるので厚づけを前提としたテーブルの場合、作業効率があがります。 以上の理由からフレンズリバーテーブル樹脂が大きく支持されているという理由になります。 ただ、場合によってポリエステルのほうがメリットがでる場合もありますので用途用途で使い分けていただければと思います。 どうぞよろしくお願い致します。 2020-06-16 09:19:46 返信編集 FRP素材屋さん馬渕です。 mb: リバーテーブルの作り方・FRP素材屋さんポリエステル樹脂 公開非公開 関連記事 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 email confirm* post date* 日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)