その2・フレンズリバーテーブル樹脂をつかったリバーテーブルの作り方説明書
Q:リバーテーブル用エポキシ樹脂を検討しておりますが、
ポリエステル樹脂のものと、エポキシのものどちらが適しておりますでしょうか?
A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。
※よくリバーテーブルの質問で、フレンズリバーテーブル樹脂以外の質問が来ます。
結論から申し上げますと一切わかりません。購入店にて聞いてください。
参考になるかとは思いますが、物性等が全くことなりますので、参考にしていただくのは構いませんが、責任はとれないことをまず前提としてください。
よろしくお願い致します。
フレンズクリアリバーテーブルレジン(エポキシ)が適しております。
説明に関しては該当ブログにて公表していきます。
5.事前準備の注意点
以下の条件に合致しているかを確認してください。
○清潔な環境
言うまでもありませんが、異物混入の可能性が低い場所にて作業ができるようにしましょう。
風が強い屋外、湿気が高い場所などは要注意です。
○適切な気温
最低が15度になります。これ以下になる場合は気温等を長期にわたって温められる方法が必要になります。
また忘れがちですが、材料の温度もそれに準じてきます。
注入の液温が適正であっても、材料がギンギンに冷えていれば硬化熱が引っ張られてしまいます。
例えば、室温が快適であっても生卵を熱々のフライパンに落とせば生という品質が変わってしまいます。
このようにまず作業環境、道具は適正かをシミュレーションすることはとても重要になります。
○正確な計量
よく硬化しないという案件がポリエステル樹脂でもありますが、よくよく聞いてみると、オリジナルの計量カップで測ったとか、目分量であったとかいう案件が大変多いです。
ポリエステル樹脂は硬化熱で硬化しますが、エポキシ樹脂についてはAとBが手をつなぐことで硬化します。
Aが多すぎて、相方が見つからなかったらどうなるのでしょうか?
正確な計量がいかに重要かがわかると思います。
○樹脂漏れの確認
リバーテーブル樹脂は水槽のように壁面等をつくって樹脂を流し込みます。
ここに抜けがあると、樹脂が流れていってしまます。
必ず水等を一旦流して漏れがないかの確認をしてください。
これも重要ですが、必ず乾燥させて次工程に移る必要があります。
裏面前面に樹脂が回ると、研磨面積が大きくなって作業が大変になります。リバーテーブルを製作するときに最も時間がかかるのが研磨工程であると認識しましょう。
○エポキシ樹脂のハンドミキサーはかならず二重充填法で行う。
フレンズクリアエポキシ樹脂は粘性が高いです。(流動が硬い)
樹脂のカクハンというのは、流体の粘性が高ければ高いほど、カクハンが困難になります。
たとえば、シャビシャビの水に青色を落としてカクハンするのと、焼く前のドロドロしたお好み焼き液に青色を落としてカクハンする。
どちらがカクハンが難しいでしょうか?
水の感覚でお好み焼きに色をつければ、ほとんど色が拡散せずに終わってしまうと思います。
エポキシ樹脂ではこれが未硬化につながってしまうので、必ずカクハン作業を慎重におこないましょう。
時間でいうなれば二-三分になります。
合わせて容器のカドについては流体の粘性が高いとカクハンしきれないため、
かならず二重充填法でおこなってください。
これは容器にいれた樹脂をカクハンし、その後別の容器に移し替えて更にカクハンする方法です。
これによりカクハン不良確率が劇的に改善されます。
基本的な注意点について申し上げましたが、以上の情報を守れる場合、次にうつることができます。
その3に続く
その3・フレンズリバーテーブル樹脂をつかったリバーテーブルの作り方説明書
Q:リバーテーブル用エポキシ樹脂を検討しておりますが、ポリエステル樹脂のものと、エポキシのものどちらが適しておりますでしょうか? A:いつもお世話になりありがとうございます。FRP素材屋さん馬渕です。※よくリバーテーブル […]