ガラスマット国産と海外産の違いとは?
Q:いつもお世話になりありがとうございます。
ガラスマットの国産品と海外品がありますが違いは何でしょうか?
A:お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。
昔は海外品について以下の点が指摘されておりました。
1.繊維のバラ付き
2.飛散しやすい
現在当店で取り扱っている製品については
2.飛散しにくい
ガラスマットを使用しております。
バインダーと呼ばれる糊分が多く、非常に飛びにくいです。
繊維のばらつきについても昔よりかなり品質が上がっております。
そのため当店ではほとんど海外産が売 れております。
懸念点といたしまして
1.飛散しにくい反面堅いので曲面整形品などは馴染みにくい。
といった点がありますが、事前にホグシを入れていただくだけで改善できます。
どうぞよろしくお願い致します。
FRP素材屋さん 馬渕
http://frpsozai.com/
関連記事:樹脂の国産と海外産の違いとは?
海外産のポリエステル樹脂は国産と比べてどうですか?食用の魚を入れる水槽をなおしたいのですが。
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
理論上ガラス繊維と水槽が直接触れる事はありませんのでどちらでも全く問題はないかと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
国産と海外産のポリエステル樹脂の違いはどうですか?
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
国産と海外産でも比べる対象によって大きな違いがあります。
たとえばトヨタとヒュンダイを比べたとき、比較対象がクラウンなのかカローラなのかで話が変わってきます。
傾向として言えるのは、FRP素材屋さんラインナップでは
総じて日本向けで使いやすいのが国産
価格メリットがあるのが海外産という理解になります。
明確な差としては、
鮮度の違いがあります。
海外産はコンテナで運ばれてくるため、国産のほうが鮮度が高い傾向にあります。
特にコンテナ不足が叫ばれているので、納期が長くなりがちではあります。
品質が変わりやすいのが夏季になりますので、厳冬期では影響は軽微です。
どうぞよろしくお願い致します。
お世話になっております。
趣味用途ですが海外製のガラスマットを少量ずつ購入させていただいております。国産の方は使ったことがないので比べたわけではないのですが確かに飛散しにくく使いやすいです。
こちらの製造元が「海外製」となっているのは特定の国が決まっていなかったり、複数の国に跨って製造されていたりするのでしょうか。
生産国で硬さや使いやすさが決まるわけではないとは思うのですが、差し支えなければ生産国を教えていただけないでしょうか。
FRP素材屋さんまぶちです。
海外ガラスは現行、中国のメーカーになります。
弊社工場では基本的に内作で工場の機械でカット等もしています。
その際に作業者への負荷が高くないように、
飛散性の高いものは取り扱いをしていません。
中国製品ではありますが、現行一番飛びにくいものです。
ガラスマットの製法として、ふりかけののりのように、ガラスマットを散布し、その上からノリみたいなもので固めていきます。
そのノリの量が一番多いものをチョイスしています。
質感は硬めです。
一般のものとは相当物性が違うことがお分かりいただけると思います。
メリットは4つあります。
1.飛散が少ないのでチクチクしにくい。
2.飛散が少ないので、環境を汚しにくい。
3.飛散が少ないので、壁面等でたれにくい。
4.樹脂を含浸させたときに、よれにくい。マット目が変化し辛い。
ただ一方で
デメリットはあります。
1.曲面になじみにくい。
2.樹脂の浸透スピードが遅い。
すべての面で良いというわけではありません。
たとえばレクサスは(私は中古のフリードですが。)性能はよく高級ですが、
初期コストが高い。みたいな感じです。
一長一短があります。
お客さんの用途に合致すれば良い選択になるかもしれません。
ではまたよろしくお願い致します。
ありがとうございます。
仰るように若干樹脂が浸透しにくいと感じることもありますが、刷毛でよく塗り込めば染みるので特に困ったことはありません。カットした際にも飛散しにくくありがたいです。
硬い/硬くないはガラスの質によるもの(やわらかい=ガラスとしての剛性が弱い)かと思っていたのですが接合剤の固さだったのですね。勉強になりました。