オートバイ成型鉄板を両側から補強したい。

Q:お世話になります。
実はオートバイの腐食部の補強をしたいと考えています。
既存は金属板でできているのですが、補強した部分がすぐに取れてしまいます。
プレイマーなど
良い方法はありませんか?
A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。
どこの部分かわかりかねますので、
もしピントがずれていたらご了承ください。
施工方法による剥がれ対策
◎プライマー密着◎
金属板などにFRPを密着させる方法として金属プライマーがあります。

【鉄用金属用プライマー・シンクボンドプライマーME】4kg 1液で使いやすい
販売価格  4,879円
税別価格  4,518円

【鉄用金属用プライマー・シンクボンドプライマーME】1L入 1液で使いやすい
販売価格  3,066円
税別価格  2,839円

【鉄用金属用プライマー・シンクボンドプライマーME】100ml 1液で使いやすい
販売価格  539円
税別価格  499円
しかしこのプライマー万能ではなく、密着力があがる。という認識で間違いありません。
塗っておけば完全に一体化する。というものではないことに注意してください。
◎研磨法◎
研磨法では、塗料を含めてかなり入念に研磨をしてください。
樹脂の性質上厚みが出やすいので、かなり厚手の番手の研磨ペーパーの方が効果があります。
片側にバックアップをはり、そこにガラスをはって塗りつける形で積層していきます。
おそらくこれはどこでもやっていると思います。
◎ニードルパンチ法◎
金属の鉄板とくに動体の場合、微振動によって剥がれやすくなります。
それがオートバイ用など動体施工のデメリットかと思いますが、それを改善するために
鉄板に穴をいくつも空けます。これを両側からFRPで挟み込むことによってより強固に一体化に近づけることが可能です。
細目のドリルでパンチ穴をいくつも開けてから施工しましょう。
◎物性による対策◎
・硬化の適正化
硬化時間を早めようと硬化剤を入れすぎると収縮がおこります。
これが新規層と既存層の界面にストレスを生じさせる原因となります。
残留応力はハガレの原因となります。
そのためなるべく収縮は起こさない方が良いです。
・材料比の適正化
樹脂が多い、いわゆる”樹脂リッチ”状態ですと、硬化物の収縮がおこりやすいです。
ガラス繊維など補強材は硬化剤前後で体積が変わらないので成型品にしめる繊維物の比率を高めましょう。
余ったからといって樹脂を塗りつけると収縮が強くなりハガレにつながります。
どうぞよろしくお願い致します。
FRP素材屋さん馬渕

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