オートバイのガソリンタンク中のビニルエステル樹脂が固まらない

Q:耐ガソリン用の樹脂が固まらないというか、

オートバイのガソリンタンクの補修用にビニルエステル樹脂を塗布し、ぐるぐると回して補修しました。

ところが未だにガソリンを入れるとベトベトします。
上から塗って直すビニルエステル樹脂はありますでしょうか?

ガソリンを入れるとベトつき、ガソリンを抜くとサラサラになります。

普段は樹脂特有のキツイ臭いがします。

そのガソリンタンクはすでに市中にない製品で、なんとか原状回復だけでもしたいです。
どうやって解決したらよいかわからないので大変困っております。

※後に他店販売品と判明・品番等不明。

A:お問い合わせ頂き、ありがとうございました。

施工に問題がないという前提でお話します。

同じような問い合わせが最近大変多いです。
◎◎◎◎という店舗だと思いますが、無収縮を唄って一般樹脂を出したり(試験済み)
するところなので、きちんと耐ガソリン性の樹脂であるという根拠を聞く必要があるかと思います。
タンクのみならず、エンジンの方に影響が出てきますので。

補修について言えば率直に言って、
非常に難しいです。

と言いますのは、塗装品というのは下地が完璧であってはじめてその性能を発揮させることができるからです。

しかしながら今回のように下層の樹脂がどんな品番かわからないというケースですと樹脂への密着性および下から上がってくる問題について保証ができかねるからです。

難しい言い回しになってしまいました。

例えてみましょう。

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ある製品の上にお菓子のグミでコーティングしたとします。

その上に今度は硬いクッキーでコーティングします。

その場合、下地のグミが動けばクッキーは簡単に割れるか、剥がれるかすると思います。

このように、特性の異なる2つの物を組み合わせる場合は、相性と呼ばれる相関関係が重要になってきます。

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今回、下塗装(例でいうグミ)が何であるか全くわからないので、まずはそのあたりを解決する必要があろうかと思います。

購入された店舗さんの方に、質問をして該当の製品の大本があると思います。
その製品のメーカー及び品番を聞き出す必要があると思います。

ガソリンタンクは市中に既にない製品ということなので、なんとか現状回復できるよう
こちらでも引き続きアンテナをはっておきたいと思います。

※状況がわかりませんが、もしパラフィンが入っていないのであればパラフィンを添加した樹脂でコーティングしてあげれば大丈夫な可能性もあります。
責任は完全に購入店舗との相談で決めて下さい。
あくまで可能性なので誤解なきようお願いします。

どうぞよろしくお願い致します。

FRP素材屋さん 馬渕

パラフィンワックス
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