【スプレー塗装】トップコート・ゲルコートの吹き方とは?スプレーガンの使用方法
みなさんこんにちは
FRP素材屋さん馬渕です。
今回は、スマホスピーカーキットをつかって、スマホスピーカーをつくってみたシリーズになります。
使用キットは
すぴまるくん
全5回シリーズ。
①接着編
②パテ盛り・研磨編
③トリマー面取り編
④スプレー塗装編
⑤番外編
になります。
お楽しみに!!
https://youtu.be/T3YQobPjGiU
トップコート・ゲルコートの吹き方とは?スプレーガンの使用方法
トップコート、ゲルコートの吹き方については非常に質問が多いですが、
実際にどうやって使ったらよいのかを動画にてレクチャーしています。
1.スプレーガンの調整ネジはどんな機能があるの?
調整ネジは3つあります。
①一番下:エアー流量調整
下から来ているのはエアーが来ているので、エアーの流量を決定します。
こちらは感覚値となります。
②中央:中央は塗料流量
塗料の流量を決める最も重要なネジです。
締め切ったところから2回半回してください。これが基本です。
ここから動かさなくても別に良いです。
③一番上:上は塗装パターンです。
こちらも2回半回してください。
ここから動かさなくても別に良いです。
最初のころは、上2つは2回半回す。
とだけおぼえてください。
下の流量はなんとなく感覚でわかるはずです。
下は感覚値、上2つは2回転半とおぼえておけばOKです。
スプレーガンの種類はノズルの径でだいたい別れています。
一般塗装用は1.5mm径です。
これが標準です。
ゲルコート、トップコートの特徴は粘性が高いので、
2.0mmー2.5mm程度の径の大きな物を利用してください。
1.5mmしか手持ちがないわーーーという方でも施工はできますので、ご安心ください。
硬化剤の量は同じくらいです。
空気圧は4-5kg/cm2
が標準です。
わからなければ前後してもOKです。
ゲルコートの場合30cmから40cm離します。
一般塗装だともう少し近い距離から行います。
一般的には20cm前後です。
スチレン、アセトンでの希釈率は10%以内です。
ぜひ御覧ください。
【ゲルコートトップコートのガン吹き方法レクチャー動画】
https://youtu.be/T3YQobPjGiU
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初めまして。教えてください。
frpの小型ボートの全塗装を検討中です。
そこで質問なのですが、トップコートをアセトン10%以下で希釈して電動スプレーガン(3.5ミリと2ミリのニードル、チップの切り替え可)で塗装は可能でしょうか?
電動スプレーガンは、あまり粘度の高い塗料は使えない様なのですが、アセトンで希釈した場合の粘度が電動スプレーガンに適した粘度になるのかが想像できません。
ちなみに機種は『ペンキ屋くん』です。
ヨロシクお願いします。
いつもお世話になりありがとうございます。
ペンキ屋くんに対する知見はありませんが、該当の情報を総合するに行けると思います。
トップコートをアセトンで希釈することで、混和量を増やすことでウレタン塗料のような粘度にすることはできます。
あまりやりすぎて、被着体に塗料が乗った後もアセトンが残るようですと物性がさがりますのでご注意ください。
初めてゲルコート塗装に挑戦するので、いろいろと分からないことがあります。
10%希釈とは10%に薄めるのではなくゲルコートの容量の10%の希釈剤を混ぜることですね。
硬化剤を入れる順序は希釈する前後どちらでも構いませんか?
作った材料を使い切り、すぐに次の材料を作って塗布します。
その際にスプレーガンを洗浄せずに次の材料を作って繰り返すと、スプレーガンの中で固化しないか心配ですが大丈夫ですか?
合わせて教えて欲しいことがあります。
FRPのカヌーなどの船は表面がゲルコート塗装と聞いておりますが、ここで勉強させて頂いた知見から、この船を再塗装する場合はゲルコートではなくトップコートで塗装すべきですね。(型抜きではなく外側の塗装になるから)
膜厚0.3ー0.4mmは一度に塗布できる厚さでしょうか?
薄く塗り重ねる方が良いでしょうか?
塗り重ねの場合の時間間隔はどれくらいが良いでしょうか?
トップコートの塗り重ねについて
おっしゃるとおり、上から塗装する場合は、トップコートにする必要があります。
型抜きではなく・・・の理解もその通りです。
トップコートは基準塗布量を超えてあつづけすると以下の問題が出てきます。
1.タレ
一番の問題はここになります。
FRP素材屋さんのトップコートには一応タレ止め材料が入っていますが、
粘性を落としてガン吹きすると思いますので、どうしてもたれやすくなります。
厚付すると綺麗に塗れません。
2.クラック
極端に厚づけすると、比収縮量が大きくなります。
大きく収縮すると、塗膜面にクラックが入るケースがあります。
以上の観点から一発での厚付はあまり推奨できません。
よろしくお願い致します。
トップコートの塗り重ねについて
おっしゃるとおり、上から塗装する場合は、トップコートにする必要があります。
型抜きではなく・・・の理解もその通りです。
トップコートは基準塗布量を超えてあつづけすると以下の問題が出てきます。
1.タレ
一番の問題はここになります。
FRP素材屋さんのトップコートには一応タレ止め材料が入っていますが、
粘性を落としてガン吹きすると思いますので、どうしてもたれやすくなります。
厚付すると綺麗に塗れません。
2.クラック
極端に厚づけすると、比収縮量が大きくなります。
大きく収縮すると、塗膜面にクラックが入るケースがあります。
以上の観点から一発での厚付はあまり推奨できません。
よろしくお願い致します。