3Dプリンタ型でFRPの硬化剤熱で型変形させない方法は?

Q:3Dプリンタで出力したH-PLA素材の雄型を用いて、FRPで雌型を成形し、できるだ
け量産し、透明な樹脂で雄型を成形し、できるだけ量産しようと思います。
雌型を成形する時に、PLAがFRPの硬化時の熱で変形してしまう恐れがあるとの情
報を得まして、どのようであるかご存知でしょうか。
A:FRP素材屋さん馬渕です。
いつもお世話になりありがとうございます。
熱変形温度がわかりませんが、硬化熱を下げる方法としていくつか可能性があるものを紹介いたします。
1.硬化剤量を減らす
硬化剤の量を通常より下げることで硬化熱を下げることができます。
ただし、硬化不良のリスクが高まること、効果時間が長くなること。
といった点がリスクとしてあります。
硬化不良のリスクに対しては、撹拌をしっかりすること、下限値0.5%以上を守ること
で対処はできます。
2.風を当てる
硬化剤熱を持ち出した際に、風をあてて硬化剤熱を素早く排出させる方法です。
外気温が寒い場所においても良いですが、厚みが厚い場所でかつ型と接している部分には効果は薄い可能性があります。
3.低発熱硬化剤を利用する。
FRP成型において型をいためないために低発熱方硬化剤を利用する方法があります。
4.型を補強する。
型について裏からバックアップ材などで固定する方法はFRPでも取られることがあります。

大型のFRP材などは木材のバーなどを仕込んであることがあります。

5.樹脂量を減らす。
樹脂とガラスマットの複合体がFRPです。
そのうち発熱するのは樹脂になります。
樹脂溜まりなどでは高発熱になりますが、FRPにおけるガラスマットや骨材などの比率を増やしていくことで、
硬化剤熱を抑制することが可能です。

詳細がわかりませんのであくまで一般 論としての回答になります。
どうぞよろしくお願い致します。

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