FRP防水における目地浮きがあります。
Q:FRP防水を施工したのですが、目地が浮いてきて困っております。
どのような対処方がありますでしょうか?
A:FRPの目地のうきはおそらく下地合板、(コンパネ)の動きによるものと思われます。
その場合、下地合板の動きにある程度追従して目地が浮いてきているということです。
というわけで、これはFRP防水の問題ではないということがわかりますね。
そのため新築のベランダの施工の際には目地とわざと接着しない絶縁という方法が取られることがありますが、絶縁部全体が浮いてくるので、クレームになりやすくどちらがよいかという問題がついて回ります。
一番いい方法は、次回から同じようなクレームがないように下地の作り方を変えてもらう。というのが根本解決の気がしますね。
もし、クラックが入っているのであれば水漏れの可能性が高いので、補修をする必要があります。
下地にビスなどで強力に固定しつつ、上からガラスマットをましばりしていきます。
ガラスマットは補修部分が目立たないように、ほぐしてください。
下地を研磨、清掃、脱脂して上からガラスマットを貼り付け、通常のFRP防水を施してください。
最後に中塗り、トップコートという手順です。
しかし下地の根本解決ができていない場合、再度クレームが入る可能性がありますので、
お施主さんとよく相談して頂きますようよろしくお願い致します。