シャワー室の壁・床をFRP防水したいがトップコートは必要でしょうか?
Q:シャワー室の壁をFRP防水したいがトップコートは必要でしょうか?
●●様
いつもお世話になりありがとうございます。
内容 : シャワールームの床・壁を防水するためにFRPを採用したく、こちらで材料の購入を考えております。
そこで、現状検討している下記の仕上げ方法等についてご教授いただけると幸いです。
<検討中の仕上げ>
・壁:FRPの上から漆喰仕上げ(下地は合板、一部モルタル)
・床:浴室用床シートを貼り付け(下地は合板)
そこで、現状検討している下記の仕上げ方法等についてご教授いただけると幸いです。
<検討中の仕上げ>
・壁:FRPの上から漆喰仕上げ(下地は合板、一部モルタル)
・床:浴室用床シートを貼り付け(下地は合板)
<質問>
・FRPに対して漆喰の上塗りなどは可能なのでしょうか。
・FRP面が完全に隠れてしまうような場合でもトップコートは必要なのでしょうか。
A:材料について
●質問の回答
・漆喰の上塗り
漆喰の上塗りは可能です。壁面の場合、滑る恐れがありますので、骨材珪砂などを硬化前に撒いて、引っ掛かりをつくるような施工方法となります。
例:樹脂塗布後、壁面に対し硅砂の5号を手で撒く。(豆まきのような要領です。)
硬化後一体化し、壁面に凹凸が形成されます。
仕上げの状況によっては硅砂の粒度を変えるなどしてください。
・FRPが隠れる場合のトップコート
トップコートの役割は、色付き樹脂による美観向上、耐擦傷性向上、紫外線への耐久性向上などです。また
一般の樹脂は耐熱60度程度ですが、トップコートに使われているベース樹脂の耐熱は約100度前後と物性が全く違います。
※市中の中には、この一般樹脂をベースとしたトップコートもありますので、あくまでFRP素材屋さんのトップコートはという理解です。
もし、上記のような状況が想定されるのであれば、必要という理解になります。
必要なければなくても全く構いません。
どうぞよろしくお願い致します。
必要材料についてはこちらを御覧ください。
FRP計算シート
③-bが参考になります。
商品についてはリンクを参照してください。
B:施工手順について
いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さんです。
施工手順
1.下地の清掃、場合によっては研磨などで平滑にする。
2.マスキングテープなどで、養生をする。
3.ウレタンシーラーを塗布する。0.2kg/㎡(乾燥は早ければ30分、べとつきがなくなればOKです。)
ウレタンシーラーによって、モルタル表層のレイタンス(脆弱部)強化、粉止め、アルカリ止めの効果があります。
4.ガラスマット貼り込み。マスク推奨
立ち上がり部はしっかりと養生テープ等で固定してください。
5.樹脂制作(一般1%、冬季2ー3%目安)
夏季は作りすぎないように注意してください。
6.壁面施工後に硬化前に珪砂まき。
7.硬化後研磨
バリ等を研磨し平滑にします。
※密閉部での施工はしっかりと換気をするようにしてください。
以上よろしくお願い致します。
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