透明樹脂のベトベトがいつまでも収まらない
Q:透明樹脂のベトベト・ベタベタが収まらない。どうしたら良いですか? 透明樹脂がベトベトしています。 触るとベトベトが1週間たっても消えません。 なにか良い方法はありますでしょうか? A:解答 FRP素材屋さん店長馬渕敦史です。 いつもお世話になりありがとうございます。 スタッフから伺いご連絡させていただきます。 ポリエステル樹脂の特性上 空気と触れ合う部分についてはどうしてもベトつく可能性があります。 そのためそれを回避するパラフィンワックスが入っておりますが、透明樹脂の場合 透明度を保つためにこの白濁原因であるパラフィンンが入っておりません。 ※入れたとしてもごくわずかの白濁です。 どの程度許容できるかは、お客様次第となりますので、明確な回答ができかねます ことご理解いただけると大変嬉しく思います。 とはいえおっしゃる通り、表面が未硬化でべとつくのは実務上問題がある場合が多いと思います。 その場合、いくつかの回避策がとられます。 解決方法 1.予めパラフィンを透明樹脂に添加しておき、固める方法 パラフィンを樹脂に5%添加し、frp樹脂に硬化剤1%をいれ硬化させます。 問題点としまして、樹脂全体にパラフィンワックスが混じっているためパラフィンの添加量が増え、全体として透明度が多少下がります。 2.透明樹脂で硬化させ、表面のベトツキを拭き取る方法 アセトンなどで表面の未硬化層を拭き取る方法。 3.透明樹脂で硬化させます。その次に、パラフィンを添加した透明樹脂微量を表面に薄くひき 、完全硬化させる方法。 一番仕上がりは綺麗になりますが、工程が2工程になります。 樹脂+パラフィンの混合例 主剤樹脂100 硬化剤1 パラフィン5 といった方法が取られます。 何日も硬化にかかるということですが、表面のべとつきは基本的にはかたまりません。 空気中のホコリ等を拾って乾燥したように見えるか、溶剤分が飛んで固まったように見えるかのどちらかとなります。 顔料、染料ですが、弊社のものであれば専用ですので大丈夫かとは思いますが、その他のメーカーの場合 どのような成分があるかわかりかねますので、相性等があり実験しないと成果はわからないのが現状です。 硬化時間について硬化剤の量で効果時間 をコントロールできるのがこのポリエステル樹脂の特性ではありますが、 入れすぎると熱がこもり、黄変、ヒケ、クラックの原因となります。 そのためじっくり固めるのが正しい方法です。 硬化に要する時間は様々な要件に左右されるため測定することができません。 一般的にものが大きいほうが熱損失がすくなくなるため効果時間が早いです。 また詳しい状況をお知らせいただければお答えできると思います。 パラフィンはこちら パラフィンは5%の添加量のため、100gで樹脂2kg分、1000gで樹脂20kg(一斗缶)分となります。
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質問です。
DIYでFRPを使い屋根付きのガーデンで使うテーブルの天板を作ってます。
木下地に養生テープで型枠を作り、ガラスクロスを敷きサーフ用透明樹脂を使用、硬化後、二液性ポリエステル樹脂、注型用を流しました。
厚みはトータルで2mm程度です。
施工後10日ほど経過しますが表面が乾いたっぽいのですが、触ると指紋が残り、空き缶を30秒ほど置くと丸い跡が付いてしまいました。
なんとなく平ですが波うってます。
これを消そうとヤスリかけましたがヤスリの目が直ぐに詰まってしまい研磨出来ません。
研磨してなるべく平にして表層をクリアスプレーで仕上げたいのですがどうしたら良いのでしょうか?
下地の木の風合いを生かしたくクリアに仕上げたいです。
施工場所は東北地方で施工場所の只今の気温は早朝5度前後、日中は14度位です。
宜しくお願い致します。
>>1
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
いくつか考えられるのですが、まず情報を精査する必要があります。
樹脂の種類が重要になってきます。
特にべとつく最終層についての情報が必要です。
1.樹脂の種類【品番】
2.硬化剤添加量%
3.べとついた状況に考えられる点
材料のみにその原因を持っていこうとされるお客様が非常に多いのですが、
施工、環境によるケースが5割以上あります。
そのため考えられる状況をすべて精査する必要があります。
例えば、雨がふってきた、雪がぱらついた、硬化剤の量が曖昧だった、樹脂の保持期限が結構たっていた。
なんでも結構ですので情報を教えて頂く必要があります。
どうぞよろしくお願い致します。