塩ビ配管の水漏れのFRP修理について
Q:塩ビ配管の水漏れのFRP修理について
塩ビ配管が水漏れを起こしてしまって大変困っています。
このページには極めて詳細に施工方法が載っているのでお問い合わせさせていただきました。
おすすめの工法、工程と材料を教えていただけないでしょうか。
よろしくお願い致します。
A:FRP素材屋さん馬渕です。
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
塩ビ管ですとVU、VPなどの塩ビ配管として回答いたします。
経験上ですが、プライマーは必要ありません。
※特段の場合を除き
研磨してぐるっとマキ込み、硬化させれば強力に付着します。
これは円筒内部に向かって収縮するためで研磨した凹凸がアンカー効果となって食いつくためです。
塩ビ×FRPの付着力はかなりのものになります。
水漏れの場合、円筒エルボの継ぎ目からだと推察されます。
その場合の施工方法についてお答えいたします。
水とFRPは相性が悪いので、乾燥させてください。
硬化不良による水漏れが出てきます。
乾燥できない場合は別途方法がありますので、また別の機会に解説を行います。
1.養生
円筒エルボの施工範囲外を養生テープにて養生する。
紙のマスキングテープでも良いですが、後工程の研磨で配管に傷がつくので、
ポリエチレン養生テープがいいでしょう。
2.研磨
#30、#40,#60あたりの粗い番手で研磨を行います。
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一方向ではなく、複数方向からの研磨が効果的です。
3.ガラスマット裁断
ガラスマットをわりづけする部分より1cm程度離してカットします。
養生巾が100mmの場合、10mm引いた90mmにてカット
これを円筒状に貼り付けていきます。
4.樹脂
樹脂は
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【FRP樹脂 インパラ 4kg】ワックス入 大特価販売価格 3,066円税別価格 2,839円 |
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【FRP樹脂 インパラ 1kg】ワックス入販売価格 1,214円税別価格 1,124円 |
インパラフィンの1kg,4kg品を採用
必要量としては、1mm弱、1平方メートルに対して1kgと考えてください。
今回3層にするので、3mm弱で0.3㎡の補強が可能になります。
0.3㎡は、50cm×60cmくらいの空間です。
作業量に応じて樹脂を作成します。
硬化剤は1%
今回樹脂500g
硬化剤は5gです。
これをよくかくはんします。
5.下塗り
下塗りをいたします。
なるべく養生テープと塩ビの境目には塗らないほうが良いです。
さて、帯状にガラスを裁断してありましたがこれを張っていきます。
下塗りがあると付着してくれます。
円筒作業は必ず使い捨ての手袋を使います。
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