型が古いせいか、離型しにくいときはどうしたらいいですか?

Q:いつもお世話になります。

○○○です。
型抜きでベースになる物にボンリースを塗る作業ですが、ベース自体が古いせいかボンリースを乾燥してから拭こうとすると上手く拭き取りにくくなり、ワックスのざらざら感が残ってしまいます。

ボンリースを塗っても、とてもツルツル感があるとは言えません。
呉工業で出てるシリコンスプレーを試しに塗りましたが、そちらの方がツルツル感が出て剥離しやすいかと感じましたが、その上にPVAを塗って型取りの方が良いでしょうか?

ボンリースは専用ですし、勿論良いのは分かっているんですが、今回ばかりはボンリースが上手く拭けずにゲルコートに引っ付く感じになってしまいます。
元のベースのゲルコートも古いせいかとは思いますが…

宜しくお願い致します。

A:いつもお世話になりありがとうございます。

 
FRP素材屋さん馬渕です。
 
まず、物理的離型と化学的離型を切り分けて考える必要があります。
 
化学的離型は、そもそも密着しづらいものを被着体にぬることによる離型です。
 
物理的離型は、型凹凸に対し、塗布物が食い込むことによる密着を防ぐ方法です。
レゴブロックなどをイメージしてください。
 
例えばいかに密着しづらいモノであっても、LEGOのように凹凸にしっかりと入り込めば取れなくなります。
 
上記化学的、物理的が揃ったときに初めて離型効果がでるとご理解ください。
 
そのうえで、今回ベース自体が古いとザラザラが残る。
という問題については、もしかすると物理的に凹凸が残っている可能性があります。
 
その場合ですと、ワックスで目潰しすることで離型効果が出る可能性はあります。
 
基本的には、ワックスが残らないように(目視では)吹き上げるのが正しいです。
 
今回型が古いということであれば、表層の凹凸を何らかの方法で平滑(つるつるに見える。)
にするとより効果的かと思います。
 
現在問い合わせ殺到のため細かい案件にはお答えできない可能性が高いです。
 
FRP素材屋さんの日記に質疑応答2000件まとめてありますので、ぜひご覧ください。
 
どうぞよろしくお願い致します。

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