ポリパテのスアナ対策

Q:御社のご製品をいつもご利用させていただいてます森下です。樹脂とタルクで樹脂パテを作成する時の硬化剤についてご質問があります。御社の「フレンズポリ 国産硬質ポリエステル樹脂 ノンパラ」とタルクを混合してパテを自作する際、樹脂とタルクを1:1で作成した場合には、硬化剤は樹脂の重量に対して1-5%程度添加すればいいのでしょうか?それとも、樹脂とタルクを合わせた重量に対して1-5%程度添加すればいいのでしょうか?また、樹脂パテに上塗りする際巣穴が目立つことがあるのですが、これは樹脂パテの粘度調整で対応することができるのでしょうか?お忙しいと思いますが、ご回答よろしくお願いします。

A:いつもお世話になりありがとうございます。
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。

1.硬化剤の量硬化剤は樹脂に対してMAX5%ですので、出来上がりに対して2-3%となります。施工の時間を考慮すると多めに入れても問題はありません。
パテについては下地用が多いと思いますので、それほど厳密な硬化剤管理は必要ないケースが多いです。
2018-09-14-13-46-58

2.スアナ(巣穴)についてスアナがなぜできるかということを突き止める必要があります。
一般樹脂はおよそ8%程度硬化後体積収縮をおこします。そのため硬化する際に体積が縮みます。これがスアナの原因の一つとなり ます。
理論上、粉体は硬化前後で体積が代わりませんので、この比率が大きくなると縮量が減少し、スアナが減ります。
また樹脂の硬化時間が短いほど縮が大きくなります。そのため硬化時間を長めにとることもスアナ解消の対策となります。

またカクハン時に気泡を抱き込むと、塗布厚が厚い場合空隙ができます。
これが巣穴の原因となることもあります。

そのため”気泡を抱き込まないこと”が重要となります。
(180mim-1)回転以下の低速回転で羽形状はピッチド、フラット、リボン翼形状等が適合です。

お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
FRP素材屋さん馬渕

硬化剤

商品ページはこちら↑↑↑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)