ベランダの塗替えをしたい。どうやってトップコート塗り替えたら良いの?

Q:先日、FRPトップコートなどを通販させて頂きました。
その材料を使って、べランダFRP防水の補修を行う予定です。
現状は、日当たりが良い部分のほんの一部にひび割れが出ている程度なので、研
磨してトップコートを塗りなおせばよいと思うのですが、どの程度落とすべきか
?研磨する時のサンドペーパーもしくは研磨ディスク反どのぐらいの番号モノも
を使用するのか?などが分かりません。
お忙しい所、申し訳ないですが教えて頂けないでしょうか?

  

防水リペアキット

A:いつもお世話になりありがとうございます。
先日はありがとうございました。
日当たりの良い部分一部にヒビワレということは、紫外線による劣化だと思われます。
ベランダの劣化は、
レベル1.紫外線劣化で白化してくる【粉を吹いた状態】
レベル2.紫外線劣化で蜘蛛の巣状のヒビが入る
レベル3 ヒビワレから水が進入し、トップ層と防水層に水による剥離が見られる
レベル4 剥離からトップコートが割れて、防水層がむき出しになり、防水層【紫外線に弱い】が劣化、ガラスマット補強材などが見えてくる
というようなレベルがあります。
今回おそらくレベル2程度だと思います。
もしレベル3以降になると、トップの塗り直しだけではすまなくなります。【ガラスマットを入れた防水層を一枚上から引く方法】
研磨する際のサンドペーパーの番手ですが、通常#30~#100程度が一般的に使用されています。
トップコートは割合膜厚が付き、滑り止めも入れるので、ペーパー目が出にくい塗料です。
サンドペーパーは番手が粗い方が、施工性は良いとおもいます。
トップの塗り直しは特に再剥離が見られやすいので、研磨を一方だけでなく四方から研磨するようにすると密着性が高まります。
また表面のホコリなどが再剥離の原因となりやすいので、アセトンか【少なければ、ラッカーシンナーなどの強溶剤】でホコリ層を取った後に研磨していただけるとより密着性が高まります。
【トップの塗り直しは塗る場所全面に研磨をかける必要があります。これを怠ると半年後にまた同じ現場に行かなくては成らなくなってしまいます。】
また、トップ層と防水層は若干伸び率が違うので、あまりトップ層を厚くしすぎると補強の入っていないトップ層が割れやすくなります。極端な厚塗りは避けて下さい。
この時期には下地に熱があるので、トップコートの硬化剤添加量を少なめにして下さい。【熱を持ちすぎるとトップ層が収縮しやすくなります。】
以上の点に気をつけて頂ければ、問題はないかと思います。
紫外線劣化に関しては、トップコートがオルソ系トップコートとイソ系トップコートがあります。
オルソ系は本来紫外線の当たる部分には使用出来ませんが一部で流通しています。気をつけるようにして下さい。当店のトップコートは紫外線劣化に強いイソ系トップコートです。
白化、ヒビワレなどが起こりにくいです。

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