2019年9月27日 / 最終更新日 : 2023年3月30日 rpxfn670 FRP樹脂 トップコートと積層用樹脂の違いについて Q:トップコートと積層用樹脂について質問です。 用途については説明を見て理解しましたが、成分や性質等具体的な違いについて 分かりませんでした。 具体的には硬度や粘度、柔軟性、密着性等です。 また、見出しの質問とは異なりますが、FRPはヨットやサーフボード等の使われ るものであっていますか? 宜しくお願いします。 A:いつもお世話になりありがとうございます。 FRP素材屋さん馬渕です。 トップコートと積層用樹脂ですが、両方ともポリエステル樹脂がベースになっております。 そのため両方とも基本的には同じ素材です。 積層用樹脂に顔料を混ぜれば簡易的なトップコートになります。 ただしトップコートは屋外で使用されることを想定しているので、 ※製品の中には紫外線に劣化しやすいものもあります。 これらは上記のように単純な樹脂に顔料をまぜた色付き樹脂です。 トップコートは物性を上げてあります。 イソ系=紫外線劣化に強いタイプ。紫外線のエネルギーで分子構造が破 壊されにくく チョーキング、退色がおきにくいです。 柔軟性は分子構造の不安定さを示すことが多いので、柔軟性にはおとります。 また耐擦傷性にすぐれており基本的な樹脂よりも硬度が硬いです。 粘性については壁面などに塗布することを想定しているので、 タレ性が付与されております。 タレ性については解説が長くなるので、 FRP素材屋さんの日記を御覧ください。 FRPはマリンスポーツ、ヨット、サーフ、カヌー、カヤック、ボートなどによく使用されております。 お問い合わせ頂き、ありがとうございました。 FRP素材屋さん 商品ページはこちら↑↑↑ 関連記事 “トップコートと積層用樹脂の違いについて”へ2件のコメント ふ より: 2021年5月19日 12:28 PM FRPの成型用と積層用の違いはなんでしょうか? 返信 rpxfn670 より: 2021年5月19日 1:25 PM 樹脂として回答いたします。 成型用は型用です。 型は ①何度も剥離、脱型を繰り返します。 ②型から抜く時に、よじったりひねったりします。 ③何回も繰り返し脱型に耐える必要があります。 ④表層に傷がつくと脱型しにくくなるので、表面強度が必要 そのため一般的には高い耐久性が求められます。 樹脂のマトリックスが通常の樹脂より強固であること がもとめられます。 そのため成型用の方が強度的に高い特徴を持ちます。 返信 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 email confirm* post date* 日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)
FRPの成型用と積層用の違いはなんでしょうか?
樹脂として回答いたします。
成型用は型用です。
型は
①何度も剥離、脱型を繰り返します。
②型から抜く時に、よじったりひねったりします。
③何回も繰り返し脱型に耐える必要があります。
④表層に傷がつくと脱型しにくくなるので、表面強度が必要
そのため一般的には高い耐久性が求められます。
樹脂のマトリックスが通常の樹脂より強固であること
がもとめられます。
そのため成型用の方が強度的に高い特徴を持ちます。