トップコートと積層用樹脂の違いについて

Q:トップコートと積層用樹脂について質問です。
用途については説明を見て理解しましたが、成分や性質等具体的な違いについて
分かりませんでした。
具体的には硬度や粘度、柔軟性、密着性等です。
また、見出しの質問とは異なりますが、FRPはヨットやサーフボード等の使われ
るものであっていますか?
宜しくお願いします。
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A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。
トップコートと積層用樹脂ですが、両方ともポリエステル樹脂がベースになっております。
そのため両方とも基本的には同じ素材です。
積層用樹脂に顔料を混ぜれば簡易的なトップコートになります。
ただしトップコートは屋外で使用されることを想定しているので、
※製品の中には紫外線に劣化しやすいものもあります。
これらは上記のように単純な樹脂に顔料をまぜた色付き樹脂です。
トップコートは物性を上げてあります。
イソ系=紫外線劣化に強いタイプ。紫外線のエネルギーで分子構造が破 壊されにくく
チョーキング、退色がおきにくいです。
柔軟性は分子構造の不安定さを示すことが多いので、柔軟性にはおとります。
また耐擦傷性にすぐれており基本的な樹脂よりも硬度が硬いです。
粘性については壁面などに塗布することを想定しているので、
タレ性が付与されております。
タレ性については解説が長くなるので、
FRP素材屋さんの日記を御覧ください。
FRPはマリンスポーツ、ヨット、サーフ、カヌー、カヤック、ボートなどによく使用されております。
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
FRP素材屋さん

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トップコートと積層用樹脂の違いについて”へ2件のコメント

  1. より:

    FRPの成型用と積層用の違いはなんでしょうか?

  2. rpxfn670 より:

    樹脂として回答いたします。

    成型用は型用です。

    型は
    ①何度も剥離、脱型を繰り返します。
    ②型から抜く時に、よじったりひねったりします。
    ③何回も繰り返し脱型に耐える必要があります。
    ④表層に傷がつくと脱型しにくくなるので、表面強度が必要

    そのため一般的には高い耐久性が求められます。
    樹脂のマトリックスが通常の樹脂より強固であること
    がもとめられます。

    そのため成型用の方が強度的に高い特徴を持ちます。

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