シーリング剤とは?種類と特徴について解説してみた。
シーリング材は、建物等の境目のすきま(目地)に充填して防水や密封の機能をもたせるものです。
洗面化粧台の脇に、ゴム状のものがあるのがわかると思います。
使い方を間違えると問題がおこりますので、きちんと理解する必要があります。
まず施工時に固める方法が2種類に大別されます。
1成分形と2成分混合型
2成分型はA液、B液のように別々のものを混合させ、反応させるタイプです。こちらはネルネルネルネ。
みたいに別々の要素を物理的にまぜあわせるので、化学反応がおこり物性値が上がりやすい傾向にあります。
ただし練る手間がかかり、技術による差がでてしまうので、プロ向けといえます。
一方で1成分形は、出した瞬間から硬化が始まっていきます。
保存性は悪いですが、技術ムラがでにくいこと、使いやすいことからこちらがDIYでは主流となっています。
メカニズムは2つあり、一つは乾燥硬化型、水分等を抜いて乾燥させるタイプと、湿気反応硬化型があります。
乾燥硬化型よりも湿気と反応硬化型の方が圧倒的に物性は上です。
つぎに材質をみていきましょう。
シーリング剤の種類
ホームセンターにいくとすさまじい数のシーリング材が並んでいます。
その中でどれをえらんだらよいのかわかりませんよね。
種類 | シリコーンシーラント | 変性シリコーン | ポリウレタン | アクリル | ポリサルファイド |
特徴 | 一番安価、ただし密着製が悪いため | シリコンシーラントを変性して使いやすく | 下地に使う。追従性があり密着性が高い。 | お値打ち、内装用 | 汚れにくいタイプ |
塗料を乗せることができない。 | した機能付加タイプ | ただし耐候性が悪い。(むき出しはダメ) | 物性は低い | 使用頻度小 | |
主な硬化方法 | 湿気硬化 | 湿気硬化・2液混合 | 湿気硬化 | 乾燥硬化 | 湿気硬化 |
外壁 | ○ | ||||
金属カーテンウォール | ○ | ○ | |||
コンクリートカーテンウォール | ○ | ○ | |||
ガラス・サッシシール | ○ | ○ | |||
塗装下地 | ○ | ○ | |||
FRP防水下地 | ○ | ||||
水回り | ○ | ||||
内装目地等 | ○ | ||||
モジュラスとは?
製品によっては高モジュラスという記載があります。
低モジュラスは、追従しやすく伸びやすい素材
高モジュラスは、追従しにくく固めな素材
となります。
動きがある目地などは低モジュラスタイプが適しています。
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