シャワー室の壁(トップコート仕上げ)にタイルを貼りたい・・・
Q:こんにちは。○○と申します。
昨年、御社でFRP素材を購入し、シャワー室(2㎡)を作りました。
fr161【特注!白トップコート】で仕上げましたが、今回、その上(床面のみ)
に磁器質・600㎜角・t=10㎜のタイルをMSフロアー10で貼ろうと考えています
が、何か問題はありますか?
(FRPやトップコートの施工はきちんと行ったので、タイル工事で
防水性は求めていません。
あくまでも見た目を変えたいとの理由で貼ろうと思っています。)
また、2㎡と小さな面積のためMSフロアー10を1ケース購入というところも
悩み所ではあります。バラ売りが可能でしたらとても有難いです。
お忙しい中、お手数をおかけしますがご教示いただきますようお願いいたします。
A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。
トップコート下地に、MSフロアー10接着剤で磁器質タイルという施工ですが、
問題は2点あります。
1.形状的問題
トップコートの表層がつるつるしておりますので、
初期タックによってはずり落ちてくる可能性があります。
初期タックによってはずり落ちてくる可能性があります。
MSフロアーの適用サイズが磁器質の6mm×450が基準となります。
これはこれ以上大きいタイルの場合、
下に向かって落ちてくることが懸念されるというサイズです。
下に向かって落ちてくることが懸念されるというサイズです。
2.物質的問題
タイ ルメント社のMSという品番は変性シリコン系の略になります。
該当の変成シリコンは空気中の湿気と反応硬化するタイプです。
適用下地が木質になっておりますが、この理由は表層の凹凸に接着剤がくっつき、
接着層が確保しやすいこと
接着層が確保しやすいこと
木質下地から水分供給がなされることによる硬化不良の防止
という観点です。
そのためこの接着剤を今回の現場に施工する場合、自己責任の上、
上記2点のハードルをクリアする必要があります。
上記2点のハードルをクリアする必要があります。
1.形状的問題
下地のトップコートは、塗布前に硅砂、骨材等を入れて
接着面積を確保することがあります。
接着面積を確保することがあります。
今回はすでに塗布済ですので、あら手のサンドペーパーなどで
研磨して接地面を増やす事が効果的です。
研磨して接地面を増やす事が効果的です。
2.物質的問題
FRPトップコート、磁器質タイル共に、含水率が低く
MS系接着剤の硬化に必要な水分供給が受けられない可能性があります。
MS系接着剤の硬化に必要な水分供給が受けられない可能性があります。
霧吹きで吹いて混ぜてから接着したことはありますが、
施工方法が確立されていないので、現場現場の判断となります。
施工方法が確立されていないので、現場現場の判断となります。
以上どうぞよろしくお願い致します。
FRP素材屋さん馬渕