アエロジルにおけるチクソトロピー性とは?
Q:アエロジルの特性にチクソトロピー性というのがありましたが、
一体どのような性質でしょうか?
A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さんです。
チクソトロピーはカクハン時など動きがある時は流体で、逆に止まっている時は動きがとまり粘度が高く(かたく)なってくるものです。
わかりづら・・・・
思われると思います。
例えば塗料などで、カクハンは優しく、塗った後、壁面ではしっかりと粘度があり止まってくれないと困ってしまいますよね。
チクソトロピーというのは非常に難しいかもしれませんが、身近なものに置き換えてみるとわかりやすいと思います。
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水飴とケチャップをイメージしてください。
水飴と、ケチャップ、同じ分量をコップに垂らして傾けて行きます。
どちらが最初に垂れるかと言えば水飴の方だと思います。
しかしあの水飴は大変な粘度で混ぜるのが大変だと思います。
水飴型塗料だとすると混ぜるのに一苦労し、いざ壁面に塗るとグワーッとタレてきてしまいます。
一方ケチャップ型は混ぜると流体になるので混ぜやすく、いざ壁面に塗ると膜厚をある程度保持してくれます。
このように混ぜやすく、塗りやすい。
こういった塗料や樹脂が必要な場合、このアエロジルやレオロシルのようなチクソトロピー性付与材を添加するわけです。
というわけで高額ではありますが、付加したい機能をもたせるととてもよい樹脂などのパターンになろうかと思います。
FRP素材屋さんのポリエステル樹脂への添加率は2%以下です。
塗料へは1%程度添加することで効果があります。
どうぞよろしくお願い致します。
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
FRP素材屋さん
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