FRPには化繊刷毛と一般刷毛のどちらがおすすめですか？
Q:FRP素材屋さんいつもお世話になりありがとうございます。
FRPには化繊刷毛と一般刷毛のどちらがおすすめですか？
また違いについても教えてください。
A:いつもお世話になりありがとうございます。
一流の職人さんは道具への知識も怠りません。
刷毛は塗装などでよく使われますね。
塗装とFRPの違いを認識することで最適解が見つかると思います。
FRP樹脂は塗料と比較して粘性が高いという特徴を持ちます。
また途中で硬化してくる。という特徴も持ちます。
化繊というのは1本の繊維がキレイな円錐形または棒状の繊維となります。
一方で一般刷毛は人間の髪の毛と同じでキューティクルという引っかかりがいくつもあるもの。と認識すると良いです。
化繊に比べて繊維の腰が強い特徴もあります。
粘性が高く、塗布量を稼ぎたい場合、このキューティクルに樹脂がひっかかり樹脂の含みが良くなります。
生産性という観点でいえば、作業効率が上がります。
一方で、引っかかりがあるものを洗浄するのは大変ですよね。
このキューティクルは洗浄性に劣ります。
FRPの場合特に硬化後の樹脂が硬いので、一旦硬化すると再利用しづらいです。
そのため作業性は一般刷毛がよく、洗浄性は化繊が良いという判断になります。
ただし洗浄性に置いても常にアセトンにつけ置きをする必要があるため、
あまりコストメリットがでません。
そのため安い刷毛を使い捨てする。
というのが一番一般的ですね。
最終塗装については塗料の種類にもよりますが、繊維の優しい化繊刷毛をつかってキレイに塗装する方法もあります。
一長一短がありますので、ぜひ使い分けて見てくださいね。
FRP素材屋さん馬渕
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