防水トップコートの亀裂補修方法はトップ塗り替えだけでよいのか?

Q:FRP素材屋さん 御中
はじめまして 愛媛県松山市の○○と申します。
補修方法教えて頂きたくてメールを致しました。

築6年で二階のベランダのトップコートの剥がれと(写真1)
写真1 (2)

下地の継ぎの目の部分にヒビ割れ(写真2)がでてきました。写真2 (1)
四隅にヘアークラックが隅全体に出てきています。
築2年目で四隅にクラックが出たので再塗装をしています。
心配なのは下地の継ぎ目のヒビ割れがトップコートの再塗装だけでいいのでしょか。

施工業者には補修をお願いしていますが、2度目の補修なので施工に非常に心配をいております。

よろしければ補修方法を教えて頂けたら助かります。


写真2 (1)

A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。

保証が手厚い施工業者であれば、防水層やりかえという方法になろうかと思います。

施工方法は、材間剥離してしまっているので

ある程度全面研磨後、ガラスマット1plyで防水層をやりかえる方法が正しいです。
ただし昨今防水工事単価も下がってきております。
補修は全面工事屋さんの持ち出しになるため極力トップ塗り替えだけでと言われるケースもあろうかと思います。
写真1と写真2については原因が異なります。
写真のみですので想定での解答となります。
写真1の原因
躯体の動きにトップコートが追従できていないことから
防水層とトップの材間剥離が原因
写真1 (2)
施工上、トップコート前に面倒な研磨作業があるのですが、
ここを省くと該当のようなケースになることがあります。
または引き渡し直前にトップコートをする工程があるのですが、そうすると防水層とトップ層の密着が格段に落ちます。
経験上こうしたクレームが多いのは専業の防水屋さんではなく塗装屋さんが施工された場合によく見られます。
写真2の原因
こちらはおそらくですが、合板の継ぎ目によるもので、長期躯体の動きが出た場合に見られ るもので す。
写真2 (1)
FRP防水はわずか2-3ミリ厚で(躯体の動き、合板ズレ)これをとめるのは不可能ですので、本来は下地を作った大工工事の問題になります。
ただ、大型の躯体は動くものですので、ある程度は仕方ない面もあります。
防水樹脂でしっかりとした2PLY工法であればただちに水が漏れることはありません。
※PLY数を絞っていたり、一般樹脂を使っている場合を除く
補修が続いてご心配かとは思いますが、
粘り強く交渉していただければと思います。

ガラスマット
商品ページはこちら↑↑↑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)