2.木工機械展2021に行ってきたよ。
どうもこんにちは。
まぶちでございますよ。
木工機械展のさなかに何回も何回もいろんな人から
ブログ見てますよ。
言われて、忖度なしの解答がしづら・・・・・・・・・・
いところではありますが、
忖度一切なしの日記を書いていきたいと思います。
では第二回スタート。
アミテック社のワイドベルトサンダー
こちらのワイドベルトサンダー、我々のは1ヘッドでペーパーを都度変えないといけません。
100番のあとは、240番で仕上げね。よろしくーーー!
言ったら、100番の加工後、240にペーパーを入れ替えないと行けないんです。
ペーパー入れ替えなんて楽ショーでしょ。
言われるかもしれませんがね、
このペーパーがバカでかいんです。
畳2畳分くらいある、サンドペーパーの親玉みたいなやつなんです。
現場からも
変えるの大変なんです。
と言う言葉を
LiSAくらいのゼロ距離で
聞かされておりましたので、このサンダーはしっかりと聞き込みします。
中のペーパーの外し方をフタをあけて
職務質問かってほど
ききました。
聴き倒しました。
レバーがどうのとか、
この突起がどうのとか、
どのハゲ薬が効くかとか、
フタの中をこれほど聞いてくる客は私くらいだったと思います。
(うざっ❢❢)
高さも自動で動いてくれます。
アミテック社の機械はウチにはないので操作感がわかればどれが使いやすいかが見えてくると思います。
ハンドルをひたすらぐるぐる回す必要がなくなりますよね。
となりで生産担当の坂井がとてもほしそうな感じではありましたが、
そこは全盛期の柳沢くらいの感覚でスルーしておきました。
この巨大な機械はビエッセ、RoberAです。ローバー・エーと呼ぶのかな?
ガントリータイプのマシニングセンタでもとんでもなく巨大。
イタリアBIESSEは関東の方では割とメジャーなメーカーで、最近BIESSE・JAPANという現地法人ができたようです。
これからどんどん日本市場を開拓していこう。というある意味黒船的な会社であります。
1の方で、名古屋は木工の先進地域だという話をしました。
世界で言えば、ドイツ、イタリア、オーストリアといった地域が木工の先進地域です。
3D加工ができるマシニングセンタであり、パッドに板を吸着させて加工します。
パッドの固定力はかなりしっかりしており、中切削でも行けそうなガッチリしたものになっています。
パッドの干渉を防ぐため、自動で動いてパッドを逃してくれたり、エッジバンダーで小口のフチ貼りまでやってくれます。
こちらもイタリアの巨大コングロマリット・SCMグループ
さて、隣は国産のメーカーです。
そしてこちらは浜松の庄田鉄工社です。
NCルーター専業メーカーです。
展示は1300Uの5軸マシニングセンタ
1300U→Uという品番が5軸を表します。
搭載はFANUCで、CADCAMはALPHACAMという木工でメジャーなCADCAMを搭載しています。
庄田鉄工社も剛性が高く、がっちりとしたフレームにて製作してあるのでブレが少なく切削肌が綺麗であり、
かつ故障も少ない。という特徴があるメーカーです。
剛性が高いので、ゴリゴリ重切削にも耐えうる仕様だと思います。
トマト工業の主力機、20ZX等との違いは、やはり剛性になります。
庄田社の機械は、同じ4×8尺モジュールにおいて、脚が10本あります。
対して20ZXは4本で支えています。
また長手方向の移動は、シンクス20ZXがY軸を32∮のボールねじ一本で動かすところを
庄田社の機械は、両脇のサーボモーターが同期しながら移動する手法です。
駆動箇所が増えると、給油箇所、リニア、それにともなう支持構造が増えるので、コストアップになります。
その分が初期コストに反映されております。
これはどちらが優れている。という問題ではありません。
カレーとオムライスのようなもので、どっちが好きか。という問題なのです。
初期コスト、減価償却計画、修理予算、加工物、など多くの変数によって最適解が変わってくるのです。
さて、庄田社
最近ではAIのチャットシステムを導入し、簡単な疑問であれば24H解決できる仕組みも導入されています。
このあたりやはりサポートの良さが日本の特徴の一つでもあります。
現代は、サプライチェーンというように、流通の流れが一つのチェーンのように流れています。
そのチェーンがどこかで切れてしまったら、全体の生産計画に狂いがでます。
それは川上、川下すべてに影響がでるということです。
どんなに性能がよかったとしても、故障したとき復旧が遅ければ莫大なペナルティを食らう可能性すらあるのです。
庄田鉄工はスピンドルも内製化しております。そのためスピンドル等の復旧、メンテナンスも強いというメリットがあります。
長くなるので次が最後になります。