新兵器パイオニアペダリングモニターを導入??ペダリングがへたくそすぎることについて⑤

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木曜日はしんきんビジネスフェア2016でポートメッセ名古屋に言っておりました。

いろんなお客さんと話しましたが、そこそこよい結果になったのではないでしょうか。

 

ペダリング改善❢❢

 

さて、全国のペダリングドブ川ヌートリアの皆様こんにちは。

代表のまぶちでございますよ。

○過去のリンク○
新兵器パイオニアペダリングモニターを導入??ペダリングがへたくそすぎることについて① – トマト工業のブログ-建材の加工と趣味のロードバイク

新兵器パイオニアペダリングモニターを導入??ペダリングがへたくそすぎることについて② – トマト工業のブログ-建材の加工と趣味のロードバイク

新兵器パイオニアペダリングモニターを導入??ペダリングがへたくそすぎることについて③ – トマト工業のブログ-建材の加工と趣味のロードバイク


さて、35%という驚愕なペダリング効率を見せつけた第1回からすでに5回目に突入。

約65%は空気中に無駄に熱を放出していたという人間暖房機でありますが、

一向に改善の兆しをみせていないじゃないか!とおっしゃられることもよくわかっております。

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ペダリングが下手くそすぎること、第5弾ですが、

今回ペダリングが多少改善しました。

当初30%台であったのが、一応40%台に。

それでもヘタには変わりないんですがね。

前回もつらつらと書いていたのですが、


今回、一番効果があるやり方を発表したいと思います。


と、その前に先日曇りの日に朝方でかけて21分タイムトライアルを行いました。


いままであまり真剣にタイムトライアルやってこなかったので、

朝の6時からモリモリコギたろうで言ってきましたよ。

タイムトライアルは?


コースは七宗の間見峠方面、ずっと1%から3%の緩い傾斜が続く一番得意な緩い上り坂です。


下りがあるとペダリングパワーがあまり出ないので一番好きなコース。

2週間腰痛と雨で乗れなかったことで、相当体の疲労度もリセットされてきています。

MNPguraf

パイオニアペダリングモニターのシクロスフィア実測データ。

黒実線が今回のデータ。

赤破線が予想値です。

前回までは60分の推定パワーであるFTPが250.2wでした。

では今回どうなったでしょうか?

pedaring2

今回、21分のタイムトライアルで、

なんと282wをだしたことによりグラフが


ぐっと上に向かって補正されました。

今回、信号による停止が無く、ずっと同じパワーで行けました。


それによると60分のCPつまりFTPは驚愕の270.8wという事になります。

(ほんとかな…おい・・・)

最初、出発6時朝一のため250wの維持が大変でしたが、脚を回し続けるとリズムが出てきます。

ペダリングパワー分析でも300wも結構出ています。


その後は雨が降ってきて、上手く体を冷やしてくれました。

通勤の最速タイムも雨の日です。

ペダリング効率は?

 

当初のペダリング

pedaring3

↓↓↓

最近のペダリング

pedaring4 

上の39%は最初の頃の数値。


246w出してますので結構頑張ってる方です。


下は最近の裏間見峠(49%は自分にとっては良い方です。)

一番の違いはマイナスベクトルが少なくなったこと。

 

のようですが、

実は一番違うのは実は下死点のパワーです。


30%代の方は、下死点に向かって下に踏みつけている大きなパワーが残っており、

それが無駄なエネルギーとなっております。


改善した40%代の方は、下死点に向かって下に踏みつけているパワーが残ってはいるものの、


やや減少傾向にあります。

ではどうやってそれを直したのか?

下死点の無駄パワーの原因は?


改善するにはまず真因を突き止めなければなりません。

原因を突き止めるために以下の仮説を立てました。

足首の角度が最適ではないのではないか。

ということです。

”下に踏みつけている”ということは足首の角度が悪いのではないか。ということが想定されます。

 

つまり、”つま先を下に向けたまま回転していないか”

ということです。

実際に確認した所、足首を脱力することによって多少ペダリング効率があがるような気がしました。

しかし問題もあります。


脱力するということはせっかくの下向きのパワーが足首の可動によって打ち消されてしまう。

※柔らかいバットでボールを打つような感覚です。

という問題です。

これでは効率が上がってもパワーは下がります。

いわゆる本末転倒というやつです。

ペダリングパワーを余すこと無く伝えるため

足首を固定してペダルを回すのですが、

そうするとその固定がアダとなり、下死点方向で無駄なエネルギーが発生する。

ということになります。

現状だとペダルの一番下で、下向きに思いっきりパワーを出して

ペダルを一生懸命押えているような状態です。

対策!

そこでとった対策としては、

サドルを上げる。

という単純かつ明快な方法を取りました。

つまり現在の脚の動きからすると下向きのつま先が下死点方向で突っ張って上手くたためないために

下向きの無駄なエネルギーとなってしまっている。

pedaring5

ということが言えると類推しました。

上手い人は下死点方向で足首の角度を上手にたたみながら上死点に向かう。

というのがベストだと思うのですが、そんな器用なことはとてもできません。


遅いケイデンス一定ならばできるかもしれませんが、刻々とかわるケイデンスでそんなことは出来ません。

そこでサドルを数ミリずつ上げて試してみます。

すると効率が改善しました。

サドルをあげることでたとえ下死点でつま先が突っ張っていても影響が軽減される。

それが今回の例となります。

僕のように下死点で無駄なエネルギーが発生している人は

是非試していただきたいとおもいます。

 

注意点


ただ、大きな大きな注意点もありそうです。

ではなぜ

皆が皆、サドルをあげないのか?

ということを考える必要がありそうです。

これはサドルを上げることによるデメリットも当然あるからです。


1.腰に負担

サドルをあげることで、上体の前傾がきつくなります。

 

上体を支えるのは手ではなく、腰であり体幹筋肉群です。

 

そのため前傾がきつくなってくると、要である腰などに負担が来る。


ということが考えられそうです。

確かに僕もいままでの乗り慣れた低いポジションでは大丈夫だったのが、

9月の2週間休養を余儀なくされた腰痛がでたこともまた偶然ではないかもしれません。

つまり上体を筋肉で支えられるだけの体ができてないとそもそもペダリング効率を上げるポジションは厳しい。

 

ということが言えそうです。

2.膝(ヒザ)に負担

理論上、ひざを完全にピンと張った状態までサドルを上げてよいのかどうか。

ここは非常に難しいですが、例えばサドルを上げすぎて腰が左右に振れるくらいであれば、

これはとんでもない無駄なエネルギーが発生していると考えられるのではないでしょうか。

さらに下死点に向かう時点でひざが多少ビヨ~ンと伸びるほどサドルをあげているのであれば

膝の関節にとって良いこととはとても思えません。


ケイデンス90で6時間ペダルを回せば3万2千回の伸縮運動があることになります。

コレだけの回数ヒザの関節が伸び上がればどうなるか・・・想像にかたくありません。

つまりこれがひざの痛みの原因のような気がします。

そのため無理ない範囲(痛みが出ない範囲)でサドルを上げる。

ということが本当は正しいのかもしれませんね。

本来の目的とは?

さらに忘れてはならないのは、

本来はパワーを出すのが目的ではなく、

楽に早くというのが目的のはずです。


その目的であれば、一番ウエイトの大きい

空力≒エアロという概念も忘れてはならないでしょう。

幾つかの要素が複雑な天秤のように絡み合っているのがポジションなんですね。

 

そのように考えればいままでのポジションの概念というものが

根底から考え直す要素になりそうです。

もしかしたら、そこにこそベストのポジションというのがあるように思えてなりませんよね。

 

うーん、奥が深いぞ。ロードバイク

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新兵器パイオニアペダリングモニターを導入??ペダリングがへたくそすぎることについて⑤”へ2件のコメント

  1. flat plat より:

    SECRET: 0
    PASS: 46ed789b4a066ff741260ac4b967c179
    ペダリング効率が今一つ理解できないでいたので、使っている方の意見が聞きたかったです。
    以前にNHKで視ましたが、中野浩一さんはライバルよりパワーが劣っていたにも関わらず、効率が極めて高く、ライバルが勝てなかった一因だったとのことでした。
    今後もこのシリーズの継続期待してますよ。

  2. マボ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    パワーが上がりすぎるとさがり、下がりすぎると効率がさがります。

    その中で中野さんはスプリント時でも7割くらいを安定的に出力できるのは凄いですね。

    僕の場合はどうもパワーはあるけど、テクニックがない。といういつものパターンのようです・・・

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