スプレッダーロール、その奥深い世界へようこそ。
どうもこんにちは。
まぶちでございますよ。
祖業というか、もともと建材の紙貼りから始まった会社ですので、
今回は、スプレッダー糊付け機械について解説していきます。
接着剤を塗布する、スプレッダーロールとは?
スプレッダーロール、ここでは糊付け機械ですが、英語でSPREAD(広げる)という意味ですので、
接着剤を文字通り広げていきます。

機械メーカーとしては、杉井鉄工、長谷川ウッドワークスなどが有名。
鉄ロールとロールにて広げられたノリは、板に転写されます。
塗布の仕方
ロールコーターを使った塗布の仕方です。
2本の回転するロールの間に接着剤を入れます.

スピードは、分速15-30m
板厚に対して、-0.1-0.3mm程度に絞って凹凸を吸収しながら塗布していきます.
塗布量の目安
接着用途:200-300g程度/㎡です。尺角(300角)ですと、およそ18-27g程度
紙貼用途:44-66g程度/㎡です。尺角(300角)ですと、およそ4-6g程度
シーラー用途:33-55g程度/㎡です。尺角(300角)ですと、およそ3-5g程度

塗布量のコントロールは、2本のロールの間を如何にあけるかでコントロールします。
また、ゴム自体に加工を施すことで塗布量を上げる方法もあります。
スリットロールだと、表層に凸凹があり、塗布量を多く乗せることができます。
フラットロールは、表層が平滑なので、キレイな接着剤塗工が可能です。

再研磨
特に溶剤系の接着剤を使う場合、スリットロールの間に接着剤が残留することがあります。
そうすると、塗工面が綺麗にでなくなるので、定期的な研磨が必要になります。
これは、固着層ごと、旋盤で削り取る。といった加工です。
新しい地をだして、復活させる手法です.
ただし、自己研磨していくので、研磨回数には限りがあります.

1回の研磨でも十万円程度かかるので、相当高額です。
さらに、その頻度も頻繁なため、悩みのタネですね.

トマト工業が使ってるゴムロールは全部で5本、これが定期的に再研磨にだしています。
耐溶剤性のゴムを使っており、溶剤で溶けにくくなっています。
そのため、酢酸ビニル樹脂系接着剤や、エチレンサクビ系だけでなく、
水性ビニルウレタン、ウレタン、エポキシ、変性シリコンなどの接着剤の仕様が可能です.
接着剤について
最後に建材用の接着剤について解説します。

1.サクビ
酢酸ビニル樹脂系の接着剤です。木工ボンドですね。
2.エチレンサクビ(EVA)
別名エヴァンゲリオンとも。
(長なってるバカッツ❢❢)
酢酸ビニル樹脂に、エチレン樹脂を入れることによって、改良した、改良型酢酸ビニル樹脂系接着剤
合板にオレフィンシートなども貼れるようになってます。
3.ユリア系
尿素です。ウレア系グリースなどがあるあのUREAがユリア系
一般合板などに使われる非耐水系接着剤です。
タイプ2合板に使われている安価な接着剤です。
4.メラミン系
ユリアにメラミンを混ぜたような接着剤です。
比率によって耐水性が変わりますが、タイプ1合板に使われている接着剤です。
5.フェノール系
特類耐水合板につかわれている接着剤。
赤っぽい色になるのが特徴です。
極めて高い耐水性をもちます。
6.水性ビニルウレタン系
2液反応硬化型の接着剤。
耐水性と強度を兼ね備えた高性能接着剤
強度の観点から、構造材、集成材に使用されています。

というわけで、奥深い塗工の世界は如何だったでしょうか。
合板、ケイカル、石膏ボード等の建材のほか,
鉄板や、アルミ泊なども貼っています。
工場見学いつでも大歓迎です.
ではまたねー❢❢



