ワイドベルトサンダー搬入とマテリアルハンドリング装置
みなさまこんにちは。
まぶちでございますよ。
春の大判振るまいであります。
うちは毎年決算のときに税理士さんから
”社長の給料を上げたほうがいい。”
と言われる珍しい会社ですが、
”社長の給料を上げたほうがいい。”
と言われる珍しい会社ですが、
”給料上げるくらいなら機械を買うわ❢❢”
ということで設備増強に余念がありません。
ということで設備増強に余念がありません。
特に前年は設備をほとんど増強しなかったので、春の月次決算で大盤振る舞い。
最近受注量が工場のキャパシティを超え
お断りする案件が多々出てくるようになったので
お断りする案件が多々出てくるようになったので
ここでアクセルを踏む必要があると判断しました。
この辺のスピード感は中小企業のメリットです。
大手企業なら
役員に話を通して、見積や需要予測・・・
いろいろやることはありますが、
こちらは一瞬ですからね。一瞬
○省力化装置○
うちは省力化装置と集塵が弱いというウィークポイントがありました。
これは早急に機械本体を揃えて加工巾を広げる必要があったことと、
大手企業の系列化ではなく独立系企業のため資金が限られているという
理由が上げられます。
そんなかで今回は3台。
かつて無いボリュームです。
さて、その1台目
省力化装置に位置する
マテリアルハンドリング装置
ラクラクハンド
(中央の黄色いハンドです。)
100kg対応の中古機でランニングソーへ重量物を搬入する際に使用します。
前回はワンパッドタイプを選択しましたが、たわみ量がすごすぎて大変なことになりすぐに処分せざるを得なかったという事件がありました。
世に言う
”バラマンの変”でございます。(言うか❢❢❢)
今回はこのアームタイプ
前回の反省を活かし、パッドはなんと4パッド。
これで板の中央を4点吸着し、作業者の負担を軽減します。
カンボジア一期生のヤンさんが来る前は私がよくこのランニングソーを使ってましたが、
重量8.4kgのケイカルを3枚つまり25キロを頭上で反転させ、これを機械にset。
命の限り押し込むことで機械にセットしていました。
それを何百サイクル・・・
このラクラクハンドにより搬入そして搬出が劇的に楽になるといいなぁ・・・
さらに板をぐるっと360度旋回できるので、加工が楽しみです。
ただ、
肝心のランニングソーが
息を引き取り気味・・・
息を引き取り気味・・・
○糊付け機○
ノリを板にひいていく機械。
長谷川鉄工の糊付け機は杉井鉄工と違って剛性は若干低いものの、
取り回しが楽です。
さらに紐式の安全装置が付いており、アームバーがついているので、
手をはさみにくくなっています。
さて、なぜこれを入れる必要があったのか。
ウチの糊付け機は木工屋さんと違って、いろんなノリを使用します。
通常の木工ボンドと違って、
溶剤系のノリや、エポキシ2液といった水飴みたいなノリを使うこともあります。
以前はお客様もちこみのウレタンで糊付け機が発泡してきたという悪夢があります。
あれが
”平成二十五年の悪夢”と呼ばれていることは記憶に新しいかと思います。
ノリの中には
いわゆる”よいノリ”もあれば”悪いノリ”もあるということです。
こちらは
”よいノリ”
ちなみに
こちらは”悪いノリ”になります。
(なんの話だ❢❢❢)
そのため悪いノリ、特にお客様選定のノリですと機械を壊す事になりかねません。
最近は得体の知れないノリはお断りさせていただくサービスもはじめました。
(サービスが遅いわ❢❢❢)
ちなみにこれら糊付け機、
稼働率はゆうに20%を切っています。
普通の会社ならとっくの昔にリストラされてますが、
他にやる会社がないので残してあります。
いわゆるひとつの
ボランティアみたなものですね。
VOLUNTEER。
で、稼働率は極めて低いですが、急な納期が多く止まるとお客さんも困ってしまうのでなかなかメンテナンスに出せません。
そのため予備機を1台持っておき、1ヶ月もかかるローラーのまきなおしや、
オーバーホールに持っていくのです。
ちなみにこのローラー、研磨作業や巻なおしという消耗品的な側面もあります。
お値段なんと数十万円・・・
加工費なんて20年前とほとんど変わってないので、
ノリを板に流すのが得意と言うよりかは
お金をタレ流すのが得意なタイプの設備ですがね。
(いいすぎだろ❢❢❢)
さて、ここまで中古ときましたが、
今回最後の1台。
メインであります。
次はどうなんでしょうか。
見てください。
このザクカラー。
圧倒的なジオン臭ですね。
これぞ元祖木工カラーなんですよ。
ある筋の情報によると戦時中のゼロ戦の色を流用していたとかいないとか。
(するか❢❢❢)
そもそも新品買っても壊れるんだから中古でもいいでしょ。
そんなノリですね。
こちらはワイドベルトサンダーという大型機械。
あの加賀の前田利家がいざ戦になったら武器がなく、
嫁さんのまつさんに、
”日頃あれほど言ってたのに❢❢❢
だから普段からお金ばっか貯めてないで
ちゃんと準備しとかないとって言ったのに❢❢❢”
と怒られた逸話がいまも残ってますが、
何時の時代も変わらないですね。
そんな設備雑感でありました。