ラミネーターで小ロット加工の話
どうもみなさまこんにちは。
まぶちでございますよ。
日が長くなってきたので、子どもたちも夜寝る時間が伸びてきてましてですね、子供と寝ることも多くなってきましたよ。
子どもたちがグリコのポーズで、上腕という名の鉄アレイを顔面に当ててくるので、疲労感が半端ないです。
○ラミネーター
トマト工業では、建材の加工をしているのですが、
珍しい機械としてラミネーターがあります。
今日はラミネーターのお話。
この機械2013年ころに入れた機械なんですが、当時は全く動いておりませんでした。
実際に可動するまでに紆余曲折がありました。
https://tomatokogyo.com/nikki/archives/%e3%83%a9%e3%83%9f%e3%83%8d%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%81%a8%e6%94%b9%e5%96%84%e9%a0%85%e7%9b%ae%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6.html#cm
日本でこの機械を動かしているのは40社くらいですが、
そんな中ウチだけの立ち位置というものを明確にする必要があります。
今では超小ロット対応が得意となってきました。
オレフィンシート両面貼りです。
ロットは11枚
オレフィンシートは正直高いです。
メートルでも500円以上します。
反面、ロットが小さいので理論上は1Mからでも出荷できる場合があります。
どうも大手企業と比べた場合の我々のメリットというのはこういうところだと思っています。
また特殊加工も得意としていますね。
実は建材用途だけでなく、両面テープを貼って粘着加工化したり
マグネットシートを貼ったり、ゴムを貼ったりといった用途に利用されていたりします。
最初に接着剤のようなノリを塗布するのですが、これは通常酢酸ビニル樹脂系を使用します。木工ボンドみたいなもの。
うちは変性エチレン酢酸ビニル樹脂系を標準で使用しています。
というかそれしか使わない。
グレードが高めのノリを使っています。
耐水性が高く、不揮発分が多いという特徴をもちます。
水分が少ないと言い換えることができます。
基材へ水分が浸透すればノリの水分過多により基材が反ります。
これを木工では
反町隆史状態という言葉で読んだりしますが、
(呼ぶか❢❢❢)
水分が少なければ、反りを押さえる事ができます。
また弊社のノリは接着剤が柔軟ということが言えます。
また表層の接着剤層が硬くなれば、その分収縮の応力が基材に残留しつづけることになるので
これまた反町隆史状態になります。
比較的柔軟な接着剤であれば基材変化を抑えることができるのです。
また
”小ロットでも喜んでやってもらえるのでこちらで加工してほしい”
という言葉を頂いたことがあります。
やはり1日何千枚とこなすスピードでは大手さんの機械に勝てないのは事実ですが、
小ロット対応、納期、それにスマイル。
この辺では十分メリットがあろうかと思います。
(マックかバカッ❢❢❢)