FRP防水の施工手順について再施工・FRPおまかせセットについて

Q:手順について質問

ベランダFRPおまかせセットを購入したのですが、詳しい手順を教えてください。

A:いつもお世話になりありがとうございます。

FRP素材屋さん馬渕です。

frp防水工事の再施工リフォームの手順を解説いたします。

施工単価

一般的に、工事施工単価は、平方メートルあたり7,000円~9,000円程度になります。

施工手順・方法

○FRP防水
・養生(塗料から保護すること。)
出入り口となる掃き出しサッシの開口部に養生をします。
想定よりも広めに取ることが大事です。
サイディングの場合水切り金具に塗料がのらないように養生テープなどでカバーします。
塗り壁、塗装壁の場合、養生テープで塗料が剥がれることがあるので注意してください。
・研磨
既存の防水層を研磨してください。
研磨番手は30,40などの超粗手が良いです。
十字方向にクロスしてかけるなどの方法が良いです。
密着度をたかめる非常に重要な工程です。
・脱脂
アセトンを適量雑巾などに取り、表層のワックス、油分、汚れを拭き取ります。
汚れがひどい場合は、脱脂を先にしてください。
・清掃
研磨粉や汚れを掃除します。
粉などがあると密着不良になり、また異物があると膨れの原因となります。
・ガラスマット敷き込み
ガラスマット450番手を下面に引き込みます。
わりづけを行います。
ついで、立ち上がり面についてガラスマットをわりづけます。
サイディング下いっぱいいっぱいまで上げると施工が難しいので、サイディング下から数センチ下面にて合わせます。
立ち上がり面は太陽光による劣化が少ないはずですので、ガラスマットの有無はそれほど重要でない場合が多いです。
立ち上がりが高い場合は
ガラスマットが樹脂含浸後落ちてこないように、養生テープなどで固定してください。
(樹脂含浸後の重量を想定してください。重みでタレやすくなります。)
・樹脂製作
樹脂を1kg-2kg程度とり、硬化剤を1%前後いれよくカクハンします。
カクハン後、塗布ローラーで均一に塗布していきます。
・脱泡・積層
樹脂が塗布されると自重で含浸していきます。
含浸が終わると飴色になるので、その時点で脱泡ローラーにて泡を抜いていき、下地に密着させます。
注意点(脱泡ローラーを樹脂の中にドブ漬けしないこと。脱泡ローラーの動きが悪くなります。)
注意点(脱泡ローラーは使わないときは、アセトンの中にドブ漬けしておくこと)
樹脂は製作後硬化を始めるので、硬化前につないで積層できる範囲で作業を行いましょう。
製作量を少なくすることが成功への第一歩です。
注意点(いきなりたくさん作らないこと)
・中塗り
樹脂全体が硬化したら、上に登れるようになります。
余った樹脂にトップコートを少量(10%まで)入れ硬化剤を1%超入れよくカクハンします。
色づきの樹脂を塗布していきます。
0.5kg/㎡程度
・研磨
硬化後、粗手のサンディングぺーパーで(30-40等)で研磨をします。
全面に白い筋が出たことを確認します。
・清掃
粉、付着物、異物などをきれいに掃除します。
・トップコート製作
トップコートに骨材を(重量10%が上限)入れ、よくカクハンします。
トップコートを塗布ローラーにて塗布します。
川の字に塗り、その後クロスさせて塗ると凹凸がなくなります。
・養生
DIYでは登るのは翌日以降にしましょう。
養生テープを取ります。

FRPセット
商品ページはこちら↑↑↑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)