FRP防水のライニングでうまく空気抜きができない。
Q:FRP素材屋さんいつもお世話になりありがとうございます。
FRP防水のライニングで空気抜きがうまくできません。
樹脂の種類の問題もありますでしょうか?
どのようにしたらうまくいきますでしょうか?
A:いつもご利用いただきありがとうございました。
FRP素材屋さん 馬渕です。
ご存知の通り日中は電話が殺到しますので、今回のようにメールにて質問いただけると大変嬉しく思います。
防水ライニングの樹脂ですが、ほとんど影響はないと言っても過言ではありません。
野球で言うと、イチローなら標準的なバットであればどれでも漏れなく高いパフォーマンスを出せるようなものです。
機材への問題にしてしまうとそこからの成長は見込めなくなってしまいます。
さて、樹脂ですがメカニズムを知れば効率的に早く、綺麗に施工ができます。
まず第一、樹脂の硬化まで時間がある。ということです。
そのため樹脂を一定量塗布します。
しばらく放置すると樹脂が重力やガラスマットの浸透力により自然に下に吸い込まれていきます。
一定量が自然に吸い込むとそれ以上吸い込むことはなくなります。
この時点で、初めて空気抜きをして見てください。おそらく異常に速いスピードで空気が抜けていくと思います。
今回のケースでは浸透をさせようと脱泡ローラーをしきりに動かしてしまうので、
表面のガラス目がバラケ、結果的に表面の凹凸が出やすくなってしまっている。
ということではないでしょうか。
推察ですが、確率は高い気がします。
FRP作業時は特にまつ必要がないので、重力で浸透している力をうまく使って作業してみましょう。
がんばってくださいね。
どうぞよろしくお願い致します。
FRP素材屋さん 馬渕