塗装技術について表面に凹凸がでる。

Q:大変参考になる記事が多い。
なかなかこれという返答がないが、技術的に信頼できそうなので質問をしたい。
スプレーで塗装をするのだが、表層が凹凸になるので解消したく。
電話がつながらないのが残念。
A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。
技術的な電話質問を減らすためにこのサイトで1000を超える質疑応答をまとめておりましたが、
かえって質問が激増してきております。
そのため日中電話はほとんどつながらないものとご理解ください。
電話対応は購入後の対応のみとしております。
さて、塗装の件ですが、情報が少ないので
塗装でいうところの【ゆず肌】だと判断いたします。
※塗装の現状認識はできる範囲で行っておりますが、あくまで一般論として解釈してください。
まずは正しい認識を持つことが大事です。
たとえば病院に行ってガンであったのに、風邪と診断されれば間違った対策になりかねません。
仮に該当の条件がゆず肌の場合、原因と対策が必要になろうかと思います。
◎ゆず肌の原因
ゆず肌は、みかんの表層のような塗膜面になることで細かい凹凸がパターン化しているような塗装面になります。
本来は平滑に持っていきたいですが、スプレーであっても完全な平滑は難しいです。
これは塗膜が粒となって表層に固着することからわかります。
この粒を小さくすれば、表層を平滑に近づけることは可能です。
原因
1.塗膜噴霧の粒子が大きすぎる。
また原因の1つとしては、粒子をエアーで噴霧するわけですが、その際に粒が固まって固着することがあります。
これが肌を荒らす原因となります。
2.塗膜噴霧粒子が硬化してきている。
噴霧期間中に粒子が硬化している原因は、スプレーの距離が長過ぎることと、一番大きい原因は乾燥の速いシンナーを使っていることによります。
乾燥が適切でないと、問題が起きます。
乾燥が早すぎる≒ゆず肌
乾燥が遅すぎる≒ダレ
になることが多いです。
原因と対策
原因がわかればそれに対する対策をするのみです。
1.シンナーを適切なものに交換する
乾燥の遅めのシンナーに変更する。
2.スプレーの噴霧距離を適切にする。
スプレーの距離を短めにしてください。
3.塗料粘性を下げる
塗料の粘性を下げましょう。
以上が原因と対策になります。
改善できない場合は、原因から間違っている可能性があります。

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