厚物成形ができるフレンズクリアレジンLの施工方法について 厚みと塗つぎタイミング
Q:
フレンズクリアレジンLを使用して、幅270mm、奥行き270mm、高さ90mmの四角い塊の製作を考えてあります。
製作にあたりいくつか質問がございます。
●室内環境
この夏に製作を行う予定ですが、流し込みと硬化を行う室内の温度と湿度はどれくらいにしとけば最善でしょうか?
●2回目の流し込み
高さが90mmあるものなので、2回に分けての流し込みが必要かと思っています。
2回目の流し込むタイミングは、1回目に流し込んだレジンがどれくらいの状態になればよろしいでしょうか?
もしくは、1回目に流し込んだ後の時間を教えて頂けますと幸いです。
A:
いつもお世話になりありがとうございます。
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
FRP素材屋さん馬渕です。
◯室温
通常の室温であれば大丈夫です。
データどりする試験温度はおよそ25度です。
ここから大きくハズレてなければOKです。
◯塗りつぎのタイミングと流し込み。
①室内環境ですが、25℃がベターで、今回厚みが結構高い為、部屋温度が25℃以上の場合、発熱時に温度が上がりすぎてしまい色が黄変、収縮による変形がある可能性があるかと思われます。
45mm厚以上の場合送風機を回して熱を循環させて綺麗に硬化をさせる動きとなります。
25℃以上の環境でしか施工できない場合は45mmを2回ではなく30mmを3回など厚みを変更して対応いただければ幸いです。
②2回目のながしこみについてですが、硬化反応熱が収まったタイミングで2回目の流し込みをしていただければ幸いです。
反応熱が残ったまま流し込むと①で記載させていただいた内容に近くなり、元々のベースの温度が高くなってしまい、黄変や収縮の原因になります。
どうぞよろしくお願い致します。
参考資料
TD150の温度と塗りつぎ量の画像