ボンネットへの(排気用)エアダクトの追加施工(両方とも材質はFRP)、 およびボンネットの補修に関して

    Q:

    FRPの施工方法・材料の選定について質問があり、ご連絡差し上げました。
    クルマのDIY作業を10年ほど個人(もしくは複数人)で行っておりますが、
    FRPに関してはフェンダー・バンパーの補修を2~3回行った程度の初級者です。

    今回の作業は、ボンネットへの(排気用)エアダクトの追加施工(両方とも材質はFRP)、
    およびボンネットの補修に関してです。

    ①FRP材料へ接着の際して、白ゲルコートの処理方法を知りたい

    ボンネット上面にダクトを追加で装着しようと考えております。
    その際白ゲルが残ったままではしっかりと接着できないのではないかと思い、
    ディスクグラインダー(カップブラシを使用)で白ゲルを削り取り取る処理を施工しました。
    その余白部分(約20~30mm)と追加施工するエアダクトの余白部分(約20~30mm)にも
    同様に白ゲルを削り取る処理をしてから、
    双方の余白に重なるようにガラス繊維を積層(2~3層)しようと考えております。

    念のため上面だけでなく裏面(下面、裏骨の面)も積層(2~3層)しようと考えてます。
    またこの施工をする前に、位置決めのため、また上面とエアダクトの反りを抑えるために、
    穴開け後に数ヶ所(最低8ヶ所、最大16ヶ所)ブラインドリベット留めを施工する予定です。

    この施工方法で問題はないでしょうか。また施工が問題なくても強度的には大丈夫でしょうか。

    ②裏骨と上面(ボンネット本体)の接着方法を知りたい

    ボンネットを(車のフロントガラス面に)垂直に立掛けて作業していたところ、
    風にあおられて勢いよく落ちてきてしまいました。

    前後の2辺は無事でしたが、両サイドの2辺が点付けしてる(と思われる)接着面が剝がれています。
    かなり放置していましたが、今回のダクト追加作業に伴い補修しようと思いましたが、
    2パターンあるためどちらにしようか悩んでいます。

    A)上面と裏骨の外側を回り込ませるようにガラス繊維を巻いてやり、
    ポリエステル樹脂を塗布する(以上を繰り返して積層する)
    B)上面と裏骨の間に接着剤を入れる

    AとBのどちらが良いか、またメリット・デメリット、A・B以外の方法があればその方法、
    Bの場合の適切な接着剤と接着方法(場所や点数等)をお教えいただきたいのです。
    (ちなみにBの場合のため、色々調べていた中で自分の中では
    最も適していそうな2液性のエポキシ系接着剤を購入しました)

    ちなみに中央の辺りも裏骨と上面を接着(点付?)している部分が、
    見事に剝がれているため、そこもできれば積層ではなく
    上述のエポキシ系で(線ではなく)点付接着で補修しようかと考えています。

    ③必要な材料を知りたい

    5年前にFRP補修セットを(インパラフィン4kg)を他店で購入しましたが、
    一度も使用せず未開封で本日に至ります。

    しかし基本的に樹脂(硬化剤共)は使用期限が3ヶ月程度で、
    数年も経っているものは使用不可とのことでした。
    一度開封して施工を試してみようかとも考えましたが、
    多分使えないとは思うので再度購入しようと考えております。

    しかし前回は『多分これで大丈夫だろう』という自分の知識だけで購入しましたが、
    不十分だと思うため今一度しっかりと最善・最良のものを教えていただけないでしょうか。
    ちなみにガラスマットは使用できると思いますが、大丈夫でしょうか?

    ④作業に適切な道具・工具、粉塵の処理方法を知りたい

    作業の話なのですが、このような削り(剝離?)作業に適しているの道具・工具は何でしょうか?
    今回は元々ディスクグラインダーとカップブラシを持っていたため、
    それを使用して作業したのですが、白ゲルを削り取るだけでもかなりの労力が手間が掛かったため、
    もっと効率的なやり方がないかと思いお尋ねしました。

    またシャッター付きガレージ内での作業(斜め上からの扇風機あり)だったのですが、
    削った白ゲルの粉塵がそこら中に舞い散り、後始末が大変でした。
    庇があるため、雨天時に庇に出して軒下で作業するのが一番いいかと思いますが、
    そんな好条件はなかなかないため、屋内で作業する際に粉塵が舞い散らず、
    後始末も手軽という方法はないでしょうか?

    言葉の認識の誤りがある場合は伝わりにくい部分が多くなるため、
    大変読みにくい文章かと思いますが何卒ご容赦ください。

    お手数をお掛けしますが、ご返答お待ちしておりますのでよろしくお願い申し上げます。

    A:

    1 施工方法としては問題ありません。
    もし不安が有るようでしたらFRPの積層枚数を増やして貰えたらと思います。

    2 A,B共に補修としては問題ありません。
    ただ接着剤の点付接着の場合は下地の研磨、脱脂は必ず行ったほうはいいです。

    3 樹脂、硬化剤は古すぎるのでどちらもつかわないほうがいいです。
    樹脂は基本的にはオルソ(フレンズポリ、ユピカ 4072、4300等)で大丈夫だと思います。
    もしくは熱変形温度が高いユピカ 4521等もいいかもしれません。

    4 粉塵に関しては本当でした集塵設備があれば問題ないのですが、かなり高価になります。
    あとはカットする場所だけ簡易的に囲い、床にブルーシート等をはり飛散を防ぐ方法ぐらいかと思います。

    ご確認をお願い致します。

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