ハンドレイアップ型カーボンFRPと通常のカーボンの違い。

Q:FRP素材屋さんいつもお世話になりありがとうございます。

ハンドレイアップ型のカーボンと通常のカーボンの違いを教えてください。

A:通常カーボン樹脂・CFRPというのはエポキシ樹脂を使います。

これをオートクレーブという圧力釜に入れて10気圧、200℃超という過酷な条件で成型するようです。

そのためハンドレイアップで硬化させたカーボンとこうしたオートクレーブで成形したカーボンでは全くその性質が異なります。

通常のFRPの曲げ強度の4倍程度という資料を見たことがあるので
もしかしたらこれに近い値が出るのではないかと思います。
※正確な情報ではありません。

本来のカーボンの良さを活かすにはこうした処理が必要になってくるのです。

またカーボンに樹脂を含浸させたシート、通常カーボンプリプレグと呼ばれるものは、通常の温度化では変質してくるので超低温庫にて保管させなければなりません。

そういった意味で非常にコストがかかる素材ということが言えそうです。

そのため仮に見た目が同じ最終製品であっても3,000円のものと30,000円のものでは全く性質がことなることに留意すべきかと思います。

お問い合わせ頂き、ありがとうございました。

FRP素材屋さん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)