ゲルコートの角に欠損ができてしまう。
Q:ゲルコートを塗って成形品をつくっているのですが、ゲルコートの角に欠損がいつもできてしまいます。
どのように対処したらよろしいでしょうか?
A:FRP素材屋さんです。いつもお世話になりありがとうございます。
問題が起きたとき、最初にやるべきことは原因の追求となります。
それを直さない限り恒久的な解決にならないからです。
では今回のトラブルの原因はなんでしょうか?
おそらく角部の欠損ということからして角部の樹脂とゲルコートの間に気泡がはいってしまっていたのではないでしょうか?
これの原因が大きいと思われます。
なぜなら樹脂と密着しているゲルコートであればカンタンにかける事はないはずだからです。
次にその原因に対する対策をうちます。
今回型にゲルコートを塗って、その上に樹脂を塗っていきました。
そのゲルコートと樹脂の間の気泡が抜け切れていない問題が大きいと考えられますが
ゲルコートの色によっては樹脂中の気泡が見えづらい物があります。
ブラックに近い色であれば気泡が大変わかりやすくなるためそのようなアンダーゲルコートを塗ってあげるのも一つの手ですね。
角部の気泡をもう一度よく見ていただき、抜けがないかどうかを確認する必要があります。