浴槽のピンホールと耐熱樹脂について
Q:浴槽を浄化槽用の速硬化タイプで施工していたのですが、
喫水線ラインで剥離することがあります。
現行、品番●●●社の●●●●を使用しています。
これを解消するためにはどうしたらよろしいでしょうか?
またFRPのピンホールにも悩まされています。
どうぞよろしくお願い致します。
A:FRP素材屋さん馬渕です。
いつもお世話になりありがとうございます。
まず耐熱樹脂を使用することをおすすめします。
該当5421でも可
弊社ですと
こちらのタイプになります。
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送料無料! インパラ 国産 耐熱性ポリエステル樹脂2液タイプ 18kg 販売価格 16,416円 税別価格 15,200円 |
ノンパラタイプもあります。
旧来の樹脂ですと熱変形温度が約60℃であり、
熱によって分子間が広がり水が入りやすくなります。
これがフクレやメクレの原因となります。
一方で該当の樹脂ですとイソ系耐熱樹脂ですので熱変形温度が110℃を超えております。
○施工による改善点
施工による改善点は、
1.しっかり硬化させる。
樹脂の未硬化層があると水が入るので、しっかり硬化させなければなりません。
硬化剤を多めに入れてしっかり熱反応をおこし硬化させてください。
2.熱収縮によるピンホール対策
熱収縮が起こるとピンホールになりやすいことは先に述べました。
浴槽ライニングの積層においてピンホールが入りやすいのは、積層不良によるものです。
脱泡に不備があると、ピンホールになるのでしっかり積層してください。
ですが、1.2は矛盾しており、しっかり硬化させるためには樹脂の硬化が早くなり、
熱収縮が起こりやすくなり、作業時間が短くなります。
作業時間が短くなれば、積層不良が起こりやすく、ピンホールが入りやすくなります。
そのため区分を細かく区切って少量づつ樹脂を作り積層していくというのが正しい方策になります。
どうぞよろしくお願い致します。
FRP素材屋さん馬渕