2017年3月6日 / 最終更新日 : 2023年3月24日 rpxfn670 スチロール用樹脂 スチロール用樹脂+FRP樹脂の積層の順番を教えて下さい。 Q:ホワイトの発泡スチロールに全面FRPでコーティングしたいです。順序を教えていただけないでしょうか? A:いつもお世話になりありがとうございます。 発泡スチロールはFRP樹脂の中のスチレンという溶剤分で溶ける性質があります。 そのためそのままでは溶剤系塗料も塗れません。 そこでスチロール用樹脂という製品があります。 これはスチロールを溶かす素材をブロックしてくれるので、 スチロールを溶かすこと無く、FRPでコーティングできる製品となります。 ではその手順はどうかと申しますと 1.必要量のスチロール用樹脂に付属の添加材を入れる。 添加率は0.5%(1%の半分) ※粘性が高いのでよく混ぜるようにしてください。粘性が高いほど混ざりにくい性質があります。 2.FRP素材屋さん、FRP用硬化剤を入れ、よく混ぜます。 通常は1%前後です。厳冬期は3-5%になります。 3.スチロール用樹脂を発泡スチロール全体に塗布します。 塗布量は0.4kg/㎡例えば1㎡を塗るには400g必要ということになります。 ただし、凹凸があるもの、吸湿性があるような素材はこの限りではありません。 4.硬化を待ちます。塗布の抜けがあると後工程で下地を溶かしてしまいますので、しっかりと全体に塗布されているかを確認してください。 5.硬化の確認後今度はFRP作業に入ります。 ※ダイレクトに塗装する場合はそのまま塗装でもOKです。溶剤系でもOK(パッチテストはしてください) 6.球体や凹凸が激しいところは、1枚もののガラスマットだとシワになる可能性が高いので、細かくちぎって貼り付けるようにしてください。 基本的にはガラスマットを置いて樹脂を塗っていけばよいですが、立ち面などが連続する場合は、下に一回樹脂を塗っておくとそこにガラスマットをペタペタと貼り付けれるので施工が楽になります。 標準のFRPの膜厚は 380番で0.6-0.8mm厚 450番で0.8-1.0mm厚 です。 狙う厚みでガラスマットの枚数と番手を変えるようにしてください。 どうぞよろしくお願い致します。 FRP素材屋さん 馬渕 商品ページはこちら↑↑↑ 関連記事 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 email confirm* post date* 日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)