#4シンクス社内覧会に行こう!

工場見学

 

さて、最後に工場見学をさせていただきました。

ここ、シンクスの大井川工場は本社旗艦工場であり、


こちらではパネルソー、開先加工機、大型のNCルーターを制作しております。


焼津工場では、ランニングソー、汎用NCルーターを制作しております。


 

おそらく鉄骨の枠材については、協力工場さんから溶接してもらったものを入れて塗装、


それに工場で組み付け、電装品の取り付けをして精度調整、最終検品して出荷しております。

 

ここでは営業ではなく、
 

各製造担当者さんが自分たちの言葉でやっている仕事を説明していました。
 
 

【私達のものづくりが、社会の役に立っている。だから頑張って仕事をしている。】

 

と言われました。

 

私はこのときまさにこれだと思いました。

 

私が思い出したのは、父や母が夜遅くまで真っ黒になって加工していた話です。

 

このポリ合板が、あの建物に使われている!

あの場所にこの合板が使われている!
 

そんなことを昔から呼吸のように聞かされて育ったような気がします。

 

その時はなんとも思いませんでしたが、それはやがてDNAに静かに浸透するように私の想いとなっていきました。

そしてそれはいま、会社に具現化されているようなきがしました。

 

自分たちの仕事を説明する彼らをみて思いました。

働く彼らにも家庭があって、



そして家族に週末の”はま寿司”で


東京スカイツリーの鉄骨はお父さんが作ってる

開先加工機によって作られているんだぞ。

 

きっと、そんな話が出ているのだと思います。


それってめちゃくちゃ素敵なことなんだと私は思うのです。


 

働いているお父さんの姿は本当にカッコイイと私は思うのです。


そしてそれを聞いた子供が、将来ものづくりの次代へとつながっていく。
 

 

これが日本のものづくりが未だに最強である理由なのではないか。

そう思いました。

 

仏のマブサン

 
私は仏のマブサンとよばれています。
 

前はいつ怒ったのか記憶がありません。



それくらい


気が長いんですが、

 

しかし勝手にだれかがつけたテレビで
 
 
評論家が、やたらと

 
【日本のものづくりは中国に負けた。】


言われるたびに、

座っている椅子ごと室伏広治のように投げつけてテレビをこわしているのです。

(どんだけ短気なんだバカッ❢❢)

  

 

中国のように、他社から情報を仕入れたり、

リバース・エンジニアリングによって模倣した機械

目に見えない部分は適当な焼入れで、ひん曲がる構造材、

鉄鋼構造材なんかだれも見ないからゴミまぜとけ。

 
 

はたしてそこに魂はあるのでしょうか。

 

そうではなく、自社が本当にものづくりを通して社会に貢献したい。

 

この思いが詰まった機械を作る。

 

この意識こそが日本のものづくりの原点であると思いました。

 

アドラー心理学において
 

もっとも幸せなのは、貢献感であると定義されています。

 

いやいや、まぶちよ、

 

 

綺麗事を言うなよ❢❢

 

そう言われるかもしれません。しかし答えは出ているのです。

 

 
かつて我が国に佐吉という青年がおりました。

 

佐吉青年はよる遅くまで機織りをする母親をみて、

 
 

【母親をもっと楽にしたい。】

 
 

その一心で、自動機織り機を開発しました。
 

 
 
やがてその機械は多くの人達を幸せにしていきます。

 
 

 

その機織り機こそ、


豊田式自動はた織り機であり、


世界最強のものづくり集団、


トヨタ自動車へとつながっていくのです。

 

最後に

 

先の木工機械展において日本の木工機械を代表するシンクス社は展示ブースをだしませんでした。

 

一体どんな意図があったかはわかりませんが、
 
担当さんたちはとても下を向くように悲しかったのだと思います。

 
 
現場で必死に機械をすえつけるセールスエンジニア

 

リスクをとって開発をしている設計エンジニア

 

そして関わるすべての人達が
 

 

【なぜ会社は俺たちをバックアップしないのだ。】

と思ったと思います。

 

またこれは業界においても同じ話で、毎年のように海外機メーカーが大きなブースを取る中で

他の国産機メーカーからすれば

シンクスさんよ、我々がこうして必死で出てるのに

【なんでリスクとってでてこないんだ。】

 

もう高田信彦ばりに

【出てこいや❢❢】

 

という状態だったのだと思います。
 

会社経営において数字は大事です。

しかしその数字はひとりひとりの働くみんなが作っているのだと思います。
 

 

たとえば金融機関出身の経営者が、数字だけみて会社を壊してしまうケースが跡を絶ちません。

 

それが経営者が変わり、

おれたちは0からやり直そう。

それが新生シンクス。というテーマだったのかもしれません。

 

各担当者は全員が自分自身の言葉でものを伝えようとしていました。
 

 

我々ユーザーはたしかに機械を買うのではありますが、

この会社が好きだからこそ買う。

極論はこれにいきつくのが、現代のマーケティングなのかもしれません。

 

ディズニーランドが好きだからいくし、

iPhoneが好きだから高くても買うのです。

紫電改がすきだから使うんです。

リアップもそうなんです。
(なんの話だバカッ❢❢)

 

もう一度ものづくりの原点にもどってお客さんと一緒に新生しよう。

その意識があのみなさんの笑顔につながっていったのではないかと私には思えました。

 

もしかすると、あるいは社内の方向性を定めるためにこの展示会を開いたのかもしれないな。
そうも思えました。








新しいシンクス社の進化がとても楽しみで、みなさんがいきいきと働いていました。

 

それはまさに

【働くとははたはたを楽にする。】※はたはた≒周りのみんなを

だと思いました。

 

一つ一つの設計や、工場見学にひとりひとりの想いが乗せられている。

そんなふうに思えました。

先の丸仲商事さんも同じですが、

とても素敵な会社だなぁと感じた次第です。



日本の機械メーカーがとても元気で、強いことが嬉しく思います。






最後に

工場見学において、社員さんが発した力強い言葉がとても印象的でした。

 

これからのシンクスにご期待ください。
 

おわり

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