3.北アルプス山麓グランフォンド2017 そこが運命の分岐点。
さてみなさまこんにちは。
まぶちでございますよ。
先日行ってきた北アルプス山麓グランフォンドの続きです。
降雨のなか走り出した一行。
このあとどんな出来事がまっているのでしょうか。
不運とは?
白馬村で
途中、
バるるるるるる
後輪におなじみの振動が来て、
嫌な予感というのは当たりますね。
パンクです。
秒速で取り替え、チューブを交換します。
頻発するパンク修理
今回ウェットな路面だからか、パンクがとにかく多かったですね。
そこらじゅうでパンクが発生していました。
路肩でパンクを治すケースが頻発。
しかしワタシもパンク対策はバッチリです。
そこが運命の分岐点
いよいよ
白馬の分岐が迫ってきていました。
白馬の分岐は、
右へ行けばショートコース
左へ行けばロングコース。
父親というのは本来正しい方向性に子供を導いていかなければならない
義務があるはず。
そう思います。
しかしどこからどこまでが、
自主性でありそしてチャレンジあるいは蛮勇となるのかそれは自分でもよくわかりません。
うちは勧めはするがしかし強制はしない。
そんな家風のためときにやりたい放題になるときがあります。
今回の選択が正しかったのかどうかはそれはわかりません。
みなさまは以下の場面に遭遇した時、どんな選択をするでしょうか。
栂池高原を超え、幾つかのアップダウンを繰り返しながら再度白馬へ舞い戻ると、
平坦基調の100kmコースと山岳基調コースに別れる分岐があります。
ここで、
”(平坦主体の)70kmか100km行こか❢❢”
そう言いました。
しかし子供から帰ってきた言葉は想像と違うものでした。
”嫌だ。120kmへ行く。”
”こっちは山岳でキツイよ。雨も降ってるし危ないし。”
”絶対に嫌だ。120へ行く。”
”なんでや、なんでそんなにこだわるんや❢❢❢???”
”去年と同じになる❢❢”
私はびっくりしました。成長した自分をみたいというのはなにも親だけではなく、
本当は一番平凡な自分が、自分自身こそが変わりたいと想っているのかもしれません。
もし昨日、マビックのシューズカバーが抽選で当たってなかったら。
インタビューで完走する。とみんなの前で宣言してなかったら。
もしかしたらこの土砂降りのなかまっすぐ平坦な道を選んだのかもしれません。
雨は容赦なく夏用のサイクルジャージを叩きつづけています。
私には、小学4年生が、
そして山岳、この山岳全ては、
これから登れるとは到底思えませんでした・・・
母親が居たら、間違いなくリタイヤか平坦コースを選んでいたでしょう。
そう、強制的に。
学校での勉強やスポーツが自分の思い描いた通りにならない。
そんなことは誰にだってあるはず、
いやむしろ思い通りにならないことだらけです。
大人になれば。
しかし人生最初の挫折を感じてそれでもなお
そこから這い上がろうとしているのでしょうか。
どれだけ沈黙がつづいたことでしょうか。
”わかった。危なかったらそこで終了やで。”
前を向いて言うと、
左におれて進んでいきました。
いけるとこまでいこう。
自分が朝そう言った以上、前言撤回をすることはできませんでした。
120kmコースへと続く山々には濃い霧がかかっており、どんよりとした空気が体中にまとわりついてくるようでした。
果たして山神はいるのか!?このあと超級山岳で驚愕の事態が次々発生❢❢
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