素材の硬さに便利なモース硬度表をつくってみたよ。

さてみなさまこんにちは。

 

まぶちでございますよ。

 

最近は、中小企業諮問機関への出席などバタバタしております。

 

モース硬度表

 

今日は各素材の硬さを表す、

モース硬度表をつくってみました。

モース硬度(目安) 鉱物名・鋼材
1 タルク 石鹸石 (ソープストーン)
2 せっこう 石膏
3 炭酸カルシウム チョーク, 大理石
4 鉄・ステンレス フルオライト
5 アパタイト・焼入鋼材 歯のエナメル質
6 正長石・合金工具鋼 フェルドスパー (長石)
7 シリカ(石英)・磁器タイル 水晶, ガラスの主要成分
8 トパーズ・超こう合金 トパーズ
9 コランダム(アルミナ) ルビー, サファイア
10 ダイヤモンド ダイヤモンド

トマト工業では、いろんな材料を切削するのですが、そのために、リニアガイドがゴリゴリ削れてしまったり

機械に傷がついてしまうことが多々あります。

 

リニアガイドならまだしも、ボールねじやラックピニオンがやられてしまっては機械の精度に関わってきますよね。

 

正しい素材の知見が必要になります。

 

素材の知識が必要なの?

我々、全国のお客様からたくさんの素材が持ち込まれます。

 

カーボンや、ガラエポ、なかには鉄であったりアルミもあったりします。

 

我々が加工している、不燃材料の中には、シリカなどを含んで居るものがありますが、

粒子としてはモース硬度が7もあり、焼入れ鋼よりも硬度が高い場合があります。

 

焼入れとは、熱を入れて分子構造を広げることで、その中に炭素を沢山いれるんです。

それによってマルテンサイトという分子構造にします。

 

それだと硬すぎて脆いので、若干粘りをだすために戻すのが焼戻しです。

この処理をしてないと、鋼材にすぐに傷が付きます。詳しくは後日

 

また、アルミナ、酸化アルミニウムを含む素材などもあり、その場合は注意が必要だったりします。

※実務用のため細かい点はまるめています。ご指摘ください。

モース硬度(目安) 鉱物名・鋼材
1 タルク 石鹸石 (ソープストーン)
2 せっこう 石膏
3 炭酸カルシウム チョーク, 大理石
4 鉄・ステンレス フルオライト
5 アパタイト・焼入鋼材 歯のエナメル質
6 正長石・合金工具鋼 フェルドスパー (長石)
7 シリカ(石英)・磁器タイル 水晶, ガラスの主要成分
8 トパーズ・超こう合金 トパーズ
9 コランダム(アルミナ) ルビー, サファイア
10 ダイヤモンド ダイヤモンド

 

たとえば、カッターナイフなど、中国のやっすいやつは、すぐに切れなく成りますが、日本製のよいやつは、焼入れが入っていたり、

モース硬度6の合金工具鋼を使っていたりするので、切れ味が違ったりします。

 

 

ぜひ加工の参考にしていただければと想います。

 

 

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