工場現場収納棚の見直しをしたら工場が劇的に改善した件
さてみなさまこんにちは
まぶちでございますよ。
先日、生産性の良し悪しは機械設備の問題なんですね。
と問われることがありましたが、私はそうは思いません。
もっと大切なのは、現場で働く自分たち自身がだした改善や工夫になるとおもっています。
今日はそんなテーマでお話したいと思います。
実例として現場から上がってきた改善収納について
サンドペーパー収納
前回製作した、サンドペーパー収納ボックス
今回、なかなか問題があったのがチップソーです。
チップソーって種類が多くて管理が大変なんです。
大きさが305、330、355あたりの大判チップソーを使っておりますが、
メーカーそれぞれに梱包形態がことなるので、バラバラになるんですよね。
今まではこんな箱に詰めていました。
新型刃物センター
こちらが改善後のチップソーセンターです。
ジャストサイズにて設計してあります。
ジャストサイズ設計の良さ
①定量管理ができる。
いままでカッターを500本集めてしまったり、ペンを500本買いこんでしまったりといった反省がありました。
なぜこんなに買ってしまったんだと。
収納がもし定量しか入らなければこんなことにはならなかったと思います。
今まで各機械でバラバラに刃物がありました。
そうするとA機械で足りないとなれば即発注し、結局5台ある機械分だけ刃物が増えてしまいます。
それを防止するのがセンター制度になります。
さらにこのセンターにはそのものしか入らない機能がついていれば買いすぎのムダが生じることもないでしょう。
現場が知恵をだして作ってくれたこの収納は、買いすぎを防止してくれる効果があります。
安いからといって500本もカッターを買い占めてサビさせてしまい、大事な倉庫の場所を占拠しました。
そしてそれをお金をだして処分する。
これが、これこそがトヨタが言う、創りすぎのムダ、買いすぎのムダです。
メリットの2つ目として
②探すムダの削減
現場からの改善で、各チップソーには色が振られています。共通色で305は赤色、335は青色となっています。
初めて会社に入ったひとでもだれでも判断できます。
例えば日本語になれてないメンバーであっても、青いの持ってきて!
で通じるわけです。
③品質の向上
305の機械に355をつければ機械が故障します。
逆に
355の機械に305の刃物をつければ、加工精度が変わってしまいます。
つまり正しいものを正しく使うという品質向上につながるということです。
たった一つの収納で少しづつ会社が良くなっていくということです。
トマト工業では量産は苦手で
このように単品や超少量のオーダーの収納製作も受け付けております。
ぜひ一度お問い合わせください。