隔て用途、ケイカル5mm6mmかフレキシブルボード薄物3mm、4mmどっちが台風に強いの?

さてみなさまこんにちは

 

トマト工業馬渕です。

 

マンションの隔て板は3mm、4mm、5mm、6mmが使われております。

 

それぞれ3mm4mmが薄物フレキシブルボード

厚物ですと、5mm、6mmがケイカル板が標準仕様です。

 

今回台風による補修用途で、上記のようにケイカルの薄物、厚物どちらがいいの?

 

というお問い合わせを受けました。

 

カタログスペック

カタログスペックは、

曲げ強度の欄に、ケイカル板10N/mm2

フレキシブルボード28N/mm2(メーカーによって表記が多少異なります。)

 

とあります。

つまりこれからすると、フレキシブルボードの方が耐風圧はありそうです。

しかしこれは基材の代表値で、厚みによって変わる数値ではありません。

 

極論1mmのフレキシブルボードでも8mmのフレキシブルボードでも数値は同じと言う事になります。

 

厚みに換算するとどうなるのか?

ということを今回調べてみました。

 

厚みによる強度

 

AAマテリアル社のカタログに四辺支持状態における等分布荷重の計算式があります。

これが最も風圧に近しい数値であると類推できます。

 

しかしこれによると、

フレキシブルボード4mm、5mm、6mm、8mmしか値がありません。

 

そのためエクセルの一次関数を利用し、類推値を出してみます。※近似グラフ表示機能

そうすると、3mmのフレキシブルボードが520N/m2に対し、ケイカルの5mmは435N/m2となり、

約1.2倍風圧に強そうだということが類推できます。

 

 

実際に測ったわけではなく、あくまで理論値ですのでご理解ください。

 

6mmのケイカル板よりも4mmのフレキシブルボードのほうが24%風圧に強そうだということもわかります。

 

不確定要因

ただし、コントロールができない部分として、フレキシブルボード、ケイカル共に、繊維方向があります。

ティッシュペーパーでも繊維に対し直角は切れづらいですが、繊維方向に関してすぐに切ることができます。

 

例えば、スルメやサキイカなどと同じように直交状態での引き裂き強度が大きくかわるように

ボードも長手、短手で大きく強度がかわります。

 

実測値で弱い方の曲げ強度は、およそ70-60%程度の強度になります。

 

そのため繊維方向によっては、理論値の70%しか強度が出ないことがあります。

 

 

トマト工業では、台風などで隔て板が割れた際に、補修で全国に1枚より発送を行っております。

ぜひ一度ご利用ください。

 

隔て板をお探しの方はこちら。

 

 

 

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