木工機械展2023にいってきた件 その1。

さてみなさまこんにちは。

 

まぶちでございますよ。

 

ポートメッセ名古屋にて開催された、名古屋木工機械展2023にいってきました。

毎年毎年

 

もう

 

取り調べ?

 

ってほどいろいろ聞くので半日では、時間がたりません。

 

今回は10時くらいからスタートして会場に向かいました。

 

この業界はたいへん狭い業界です。

そのため最近ではありがたいことに、

 

ブースの方々が私を見かけるとブースに誘っていただき、

 

 

えっここ、新宿歌舞伎町?

 

って思いましたね。

(なんの話だバカッツ❢❢)

 

詳細に教えていただけるために、時間があっという間に過ぎてしまいます。

 

というわけで初日だけでは時間がたらず、土曜日も個人的に参加しました。

 

合計2日間の知見をここに書いておこうと思います。

 

キクカワエンタープライズ

いまでは数少なくなった木工の総合メーカーです。

 

ランニングソーの出展

 

キクカワエンタープライズ社は

三重県を代表する木工機械メーカーです。

 

比較的大型のラインものを得意としていると思っていましたが、ランニングソーを展示してました。

横抑えプッシャーは、2つついており、場合に応じて横抑えを最適化してくれます。

 

国内メーカーのメリット

 

個人的な感想ですが、必要最低限の機能がついており、結構使いやすいのではないかと思います。

価格も思ったほど高くありません。

 

昨今の円安で、国内機械メーカーの機械に割安感がでてきています。

個人的には国内企業に頑張ってほしいところです。

 

国内の機械メーカーの最大のメリットはやはりそのメンテナンス性の良さです。電装品などの互換性があれば、

故障してもすぐに復旧させることができます。

 

海外だと400Vが多かったりしますが、日本だと部品が入りやすいといった特徴があります。

 

海外だとパーツがないあるいは、べらぼうに高くなってしまうことがあります。

 

 

高級品ですね。高級品。

 

若鯱家くらい高級品。

(だから何の話だバカッツ❢)

 

 

自動車も、ドイツと日本、同じような感覚ですよね。

 

 

フィリピンの自動車事情

ちなみに自動車界隈で、フィリピンでは、トヨタが一番人気です。

交通事故が大変多く、すぐに復旧できるのと部品がとても豊富なのがいいんだ!!

 

と地元のタクシー運転手が顔を真っ赤にして教えてくれました。

 

また、三菱などのシーケンサーにて動かしている場合、国内のエンジニアの方がさわれる可能性が高いので、保守が容易だったりします。

 

海外メーカーによっては、自社の制御でブラックボックス化しているケースもあり、こうなると他の人は手出しができなくなってしまいます。

 

DKSH

DKSHという商社が、木工機世界第二位のイタリアSCMとモルダーに強いヴァイニッヒを取り扱っております。

 

パネル系のSCMとブロック系のヴァイニッヒで、両方に対応している。というようなイメージでしょうか?

 

木工系ではフルラインで揃えています。

これが買収を繰り返して巨大化したscmなどのコングロマリット(企業連合)の強みですね。

 

 

中部圏内では、サポートにつよいホルツさんや、ホマッグが強いですが、ここに割って入ろうというのがDKSHの戦略のようです。

最近では、ここにイタリアのビエッセ・ジャパン社が攻勢を強めている。といった状況です。

 

渡る世間くらい入り組んできているのです。

 

さて、SCMについて少し。

ホマッグや、ビエッセ、ホルツのマシニングセンタと形状はよく似ています。

 

では違いはなんでしょうか?

 

と聞くと以下の情報を教えてくれました。

 

SCMのポイントは2点あります。

 

1.バキューム

違いはバキュームがおそろしく強い。

 

2.スピンドル

ハイテコのハイパワースピンドルを採用。

 

という2点です。

 

SCMはボード加工機メーカーではありますが、ホマッグとの違いは、ブロック加工に強いということです。

吸着がとにかく強いので、大型のブロックであってもエアー吸着のみで、大型のブロックをゴリゴリ削れます。

こうしたブロック材の加工についてはSCMに利があるよう。

 

また、スピンドルメーカーとして有名なハイテコ(ヒテコ)社を傘下にもつため、ここのハイパワーモーターを独占使用している。

ということでした。

 

主軸の特性について

 

スピンドル主軸に関していえば、何万回転もするので、高い温度になると、主軸がだめになってしまいます。

 

我々がよく経験する、

ポケットに入れたキットカットがベチャベチャになるのと似ています。

(お前だけお前だけ❢小学生かバカッツ❢)

 

 

金属は温度で膨張したり収縮したりします。

精密な機械である主軸が高温になれば、厳密にいえば、サイズが変わってくるためです。

 

 

そのため、いかに高温にならないように制御するか。ここが主軸メーカーのポイントのようです。

 

 

たとえば、中国製の品質がアレなスピンドルは、主軸回転時に高温になります。

これは内部のフリクションや摩擦の熱が蓄積されることに由来します。

 

そのため、最初は良くても摩擦による粉塵が蓄積し、スピンドルの故障に繋がったり、

モーターの過負荷につながって故障したりします。

 

基礎要素の積み重ねによって機械は構築されているので、

日本とドイツが大変優秀なのです。

そこが北朝鮮との違いになります。

 

 

木工機械業界では、イタリア、ドイツが先進国とされています。

 

その基幹技術が極めて高いのが、

HITECO社になり、海外でもビエッセ、国内だと床田鉄工社、アミテック社、シンクス社など日本の主要メーカーがその主軸を採用しています。

 

SCMの強みはこの主軸メーカーを自社の企業傘下にもつこと。のようです。

 

台湾のチップメーカー

台湾のチップメーカー、わたくし現在英語勉強中なので、英語で会話しました。

 

私の

カタカナ・ジャパニーズ・ブロークン・イングリッシュ

で自信をもって話してきました。

(自信をもつなバカッツ❢❢❢)

 

 

超こう素材がメインで、サーメットと超こうがベース。

ダイヤはやっていないようです。

 

突っ込んだ質問ができないのが悔しい❢❢❢

 

刃物についてはこちらを参照にしてください。

不燃建材と刃物について

 

SHODA・床田鉄工

 

床田社はNCルーターの専業メーカーです。

 

メイン展示は、BS101

ガントリーNCルーターです。

これまで高剛性で高い価格というのが床田社の特徴でしたが、

かなりお値打ちなベーシック機を展示してました。

 

オプションでC軸を搭載でき、8本のATCツールストックを持ちます。

 

操作支援ソフト、SCPというタブレットでも使える操作支援ソフトが特徴のようです。

 

他にも、粉塵環境下で使えるマシニングが展示されておりました。

 

下の巨大な主軸のガイドとなるLMガイドには、耐粉塵のカバーがついております。

上のボールネジにも同じようなカバーがついており、粉塵から機械を守るような設計思想となっています。

我々不燃建材をやってますが、アルミナの粉とか、シリカとか、研磨に使うような素材を研削しているわけで、

一瞬で機械が壊れたりします。

 

NC機械で背骨にあたる、ボールねじがへし折れる。というとんでもない事故にあった機械をしっております。

 

SHODA社のマシニング

 

さて、SHODA社はこれからかなり売れていくと予測します。

廉価版のガントリーマシニングは、4×8板までの加工ですが、非常に取り回しがしやすいのと、なんといっても価格が安いです。

※従来比

 

もともとサポートはとても良いのと、8軸のATC、ツール長セッタ、過剛性にならない適度な剛性、ガントリー特有の省サイズ

と、本当に今のトレンドを抑えている機械であると感じました。

 

CADは通常ゴードーソリューションのCADをアセンブルするよう。こちらも実績がある国内CADなので安心ですよね。

 

さらに深ぼると、

FANUCであること。

サポート最強のFANUC制御で、故障時もとりあえず安心です。

 

さらに、

ダブルサーボモーターで、主軸の付いている枠は量側のサーボが同期して動くタイプです。

ラックアンドピニオンギアの採用で、高速駆動が可能です。

 

ほとんど隙がないように思えました。

 

 

長くなるので多分4回くらいに渡ってブログ化していきます。

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