断熱材、結局なにが最強なの論争について

断熱材シートがさらにアップデートされています。

各種断熱材の比較ができるようにアップデートされました。
ぜひご利用ください。


さて、本当に毎日寒いですよね。

トマト工業では、お風呂の断熱蓋を加工していたことがあります。

 

またロックウール、グラスウール、スタイロフォーム、スタイロエース、カネライトフォーム、スノーフォーム、フェノールフォーム、発泡ウレタンフォームなど各種断熱材を加工していたんです。

そんなわけで私

自宅は中古住宅なんですが、

新築住宅に使われる断熱材にやたらこだわりがあるんですよね。

 

一体どんな断熱材がいいんですか?聞かれることがあるので、その点について独断と偏見にもとづいてお話したいと思います。

 

発泡ウレタンかグラスウールかどちらが優れているのか?

 

これややこしい論争があるんですが、あるブログで、グラスウールを住宅に使うな!というブログがあるんですよ。


断熱材に対して面白いブログなんで調べて頂きたいんですが、

で、私はそれに対してどういう見解なのか?ということなんですよね。


 

別に建築士でもないただの一介の

断熱マニアいわゆるダンマニ

であるこの私が解答していきたいと思います。


(なんだダンマニてバカッツ❢❢)

 

これね、工務店さんとか設計事務所さんだとどうしてもポジショントーク(自社有利)

に見えてしまいがちなので、


我々ハゲた一般消費者も

(お前だけバカッツ❢❢)


疑いの目で見てしまうんです。

もうね、これなんですよね。




はっきり言って誰を信用していいかわからない状態なんです。




信用できないんです。


お年玉はお母さんが責任をもって預かっておくから。

くらい信用できないんです。




売上や利益がからんでくる、メーカー、や工務店さんや設計事務所さんが言っても信憑性に乏しいんです。

たとえそれが本当であっても。




なので、ここは全くフラットな立ち位置で、単なる一介の

断熱マニア、

ダン・マニ

dan-many sinse1978~


であるワタクシが答えたいと思います。
(だからダンマニてなんだ❢バカッ❢❢)

 

  

現場発泡ウレタン、グラスウール論争

断熱材論争は主に、現場発泡ウレタン派とロックウール派に分かれて激しくやりあっているようです。



現場発泡ウレタン派は、

グラスウールは、湿気に弱い❢❢施工品質が保てないところではうまくいかない❢❢


という論理であり、一方グラスウール派は、

低価格なグラスウールは、厚みを稼ぎやすいから断熱性が確保しやすい❢しっかり施工すれば大丈夫だ❢❢

 

という論調なんですよね。


で、終わりがない。

 

そもそも断熱材って、家づくりではとっても大事なんですが、そこばっかりに目がいくと本質を見失うと想うんです。

 

私は家にとって大事なことは、住みやすい。ということだと想うんですが、








個人的には太陽光をしっかりと取り入れられる家づくりが大事なんだと想うんですよね。



なぜかというと、精神科医樺沢紫苑さんの

3つの幸福

の本によると、幸せの定義


健康であること→セロトニンがでていること。

愛情にあふれていること→オキシトシンがでていること。

成功、達成感→ドーパミンがでていること。

 

と定義しています。




そのなかでも、すべての基礎がこのセロトニンである。

と定義されています。


だって健康でなければ、いくらお金をもっていても幸せとは言えないですよね。


俺1億資産もってんだぜ、

だけど昨日から頭痛が凄まじいんだぜ。

ハッピーで仕方ないんだぜ。

こんな人いないわけです。

 

幸せの土台は健康であることは明白です。


だから健康ホルモンといわれるセロトニンが重要である。

ということです。


ではそのセロトニンはどのような時にでるのかって話なんですが、それが

朝起きたとき太陽光を浴びるとでる。

ということなんですよ。

 

確かに朝太陽光あびると
 

ホわ—-っつとなって気持ちがいいですよね。


セロトニンはうつ病の治療に使われています。


最近はお値段以上のお店とかいってもやたらと遮熱だの、紫外線カットだのいわれた製品があふれていますが、


まずもって日光は敵ではないということを認識しなければならないのだと思います。


たまに、すべての日光を外からはいらないようにしてる

鬼舞辻無惨かよ。

って人がいますよね。

イライラするから日光を遮断するのではなく、日光がないからイライラしてるのかもしれません。



そもそも私たちは小学校のときは太陽の下を走り回っていたと思います。

そのときは間違いなく幸せだったと思います。

まぁ私は今が一番幸せなんですがね。

(精神小学生レベル・・・)

 

あれがセロトニンであり、太陽光とあとは、リズム運動が良いんです。

で、

”いやいやマブチよ、

断熱材とセロトニン、どういう関係があるんだよ❢❢”

と言われると想うんですが、

 

断熱性能をあげたければ、極論熱損失の大きい窓を削減していくのがてっとり早い方法になります。



ついでにコストも削減できてしまいます。

しかしそれでは、太陽光を取り入れることができず、セロトニンがでない。ということになります。

 

だから

断熱材も大事ですが、まずは日射についてきちんと取り入れられる家づくりのほうが大事なんではないでしょうか?

と私は想うんです。



私自転車をやってるんでよく分かるんですが、朝自転車を漕いでるだけで幸せになれるんです。


断熱性能を上げた家、断熱だけを考えた家って、窓をなくして日光を取り入れなければいいんです。

理論上は。でもそれって本質的なのかって話なんです。

 

断熱材でガチガチに固めた家もいいですが、きちんと日射取得をしていくことが重要だと思います。

 

 

我々美濃地方の家ってまさにそうなんです。

深いひさしは夏の日光をブロックしてくれる反面、冬の浅い日射はきちんと取り入れる。

コスト重視の家というのはひさしが短く、窓が少なく・・・

ただ、これは良い悪いではなくて、コストにある程度比例しているとも言えるかもしれませんね。


その条件を満たした上での断熱材の話になろうかと思います。

断熱材どっちがいいの?

さて、断熱材ですが、結論から言いますと

ときと場合による。

 

という解答になります。



いやいや、まぶちよあれだけ引っ張ってきてそれはないだろ。

言われるかもしれませんが、

 

お互いの言い分というのは実はどちらも正しく、ある一定の条件下においてはどちらもただしいと言えると思います。

なので、それぞれの断熱材の良さを再確認して、自分の条件に当てはめてみる。というのが大事なのではないかと思います。


その場合に大事なのは、人間関係も同じですが、

相手の欠点の指摘・・・・

なのではなく、利点にフォーカスする・・・

ということなのではないでしょうか。

 

現場発泡ウレタンの良さ

現場発泡はポリオールとイソシアネートを反応させるものです。

 

液状なんですがこれを現場の細かい形状にあわせて発泡材が充填されていくので、非常に気密性が高くなります。

合板の節や金物の取り合いなどボードや繊維では不可能な非常に細かいところまでぴっちり入ってくれる点についてはメリットがあると思います。

 

またポリウレタンの特徴として、シーラー・プライマーとしてよく利用されているように、素材への付着性が極めて高いです。
バッチバチにくっつくんです。 



実はこの世の中には完全には接着できない素材があります。

PPとPEは汎用樹脂ですが、極性がほぼなく接着が極めて困難な物性があります。

 

だって接着剤のフタにつかわれていますよね。

そのPPの容器にもべっとりとくっついてなかなか離れないくらいなんです。
※取れなくはないですが。



かつ柔軟性があるので、躯体として動く家であっても長期にわたって隙間は相当できにくいと個人的には思います。

デメリットはウレタンの加水分解とか、初期コストとかあるんですが、一旦おいておきましょう。

グラスウールの良さ


では、グラスウールの良さはなんでしょうか?

 

もう圧倒的にコストですよね。


で、コストが安いことのメリットなんですが、厚みが稼げるんです。


安いから性能が落ちるというよりは、安いからたくさんつかえて、断熱性が確保出来る。

という前向きな捉え方もできるわけです。


高性能で薄いよりは、低性能でも厚いほうが良い場合があります。

断熱材計算シートのR値で計算してみてください。


また防音性が高いという点も良さの一つだと思います。


なので、その場合場合において最適なものをえらんでいたくだのが良い。

という解答になります。


デメリットは、施工時チクチクするや、施工品質に左右される。という問題はありますが、ここではおいておきましょう。

最強の断熱材とは?

多種多様な断熱材があり、それが我々が混乱する原因になっているわけですが、もし最強のものがあるのだとすれば、

いずれiPhoneやWindowsのようにそこに集約されていくはずです。

しかし現状多種多様な断熱材が存在しています。
 



たとえば、我々が工場で加工するお風呂の断熱フタは、三種押出発泡ポリスチレンフォームXPSであることもありますし、

高速道路の防音断熱パネルには、ビーズ法ポリスチレンフォームEPSがつかわれていたりします。

冷蔵室の扉にはやすいからと言って、グラスウールが詰め込まれることはありません。

工場壁には、発泡ウレタンフォームなど様々な断熱材が使われます。

 

このように適材適所で存在しているんですよね。

どれかが完璧によくて、どれかが完璧にダメ。

ということは現実問題ではあまりないのではないか?と個人的には想う次第でございます。

家づくりって変数があまりにも多いので、迷ってバグってしまいますが、


それでも悩んで選んで、

後悔のない断熱選び、家づくりをしていただければと思います。

断熱材、結局なにが最強なの論争について”へ2件のコメント

  1. くむ より:

    マブチさんはじめまして
    Craudia(クラウディア)から参りました!
    セロトニンの件も含め楽しく読めて大変勉強になりました。
    光を取り入れつつ断熱性能もしっかりした住宅に住めば、健康維持と光熱費の壮絶な値上げ対策にもなりますね(理想)。

    1. rpxfn670 より:

      くむさん
      ありがとうございました。

      断熱材重視の家づくりというとどうしても断熱材だけにフォーカスしてしまいがちなので、きちんと明るい家づくりという原点に立つ必要があるのではないか。と提唱してみました。
       
      おっしゃる通り、
      今、電気代が高騰しているので断熱性の高い家造りに注目されているので、両立が大事ですよね。

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